原因は覚悟の足りなさ 2 | 小説の書き方教えます

小説の書き方教えます

現役プロの小説家「子竜 螢」が、文学賞受賞へと導きます  KEI SHIRYU 

※添削をご希望の方は、必ず「添削希望の方へ

お読みになった上で、お申し込みください。

作品の枚数もご記入願います。


文学賞突破マニュアル」をご希望の方も、タイトル

下の項目をお読みください。


今回は、前回の続きとして、コメントにていただきました質問

にお答えします。




まず、一人目の質問からです。


小説ハイスクールに入学すると本当に一次突破できるので

すか。信じられません。




はい、そうお考えになるのも無理はありません。


しかし、昨年末あたりから卒業生さんたちより続々と報告が

届いております。おかげさまで一次通過ましたよ、と。


今のところはまだ3名ですが、他の方はまだ締め切り前だっ

たり、発表前だったりで、これからですね。





信じられなくとも、事実は事実です。


いいえ、文学賞突破マニュアル小説ハイスクールは、そん

な低次元の成果を目指しているものではありません。


受賞後にプロになってからも困らないような濃い内容となっ

ているのです。


しかも、入門レベルの超初心者でさえも短期間で成果を出し

ていただけるよう、脳トレーニングもカリキュラムに加えまし

た。


それによってスクールの途中から、すでにメキメキと上達さ

れる人がほとんどでして、第二期までの受講生さんたちが

証明してくれました。





第一次なんて、小説の体をなしていれば誰でも通過できま

す。特別難しい関門などではありません。


作者の思想や信条などを主人公に被せる悪い癖を排除しま

しょう。自分では簡単に排除できないから小説ハイスクール

の役割は大きいのです。





次は二人目のご質問です。


作者の思想、信条を世に問うのは間違いだと思います。

ただ、もしも登場人物の思想、信条が作者のものととられてし

まった場合はどうすればいいのでしょう。また、それを避けるた

めにはどういう心持ちで書けばいいのでしょうか。

お時間があればご回答いただきたいです。




はい、もっともなご質問ですね。


解決策としましては、反対意見の人物も登場させるという手

があります。


同じ思想や信条の人物ばかりが登場するから、作者の意見

として捉えられてしまうのです。


とくに少数意見だった場合には、より強く感じることでしょう。




もっとも、地の文で思想や信条を述べるから誤解されるので

あって、会話文の中だけでしたら作者というより登場人物とし

ての意見の色が濃くなるでしょう。


一人称小説が陥りやすい罠ですので、反対意見の人物視点

も採用する三人称にしますと完全に誤解はなくなります。




さらに言いますと、大多数の人が賛成してくれそうな意見には

誰も異議を唱えませんが、へそ曲がりな人物に設定しますと

そう考える必然性も求められます。


つまり、主人公は平凡な人物にしておいて、脇役に変わった

人物をもってくるのがいいでしょう。




でも、主人公の言動が、主人公自身の思想や信条や置かれて

いる立場や社会的な地位によって決定されているのであれば

誤解されることはまず考えられません。


必然性があれば読者は受け入れてくれるのです。





以上、ふたつの質問にお答えしました。


一次通過などといわず、ぜひとも入選からプロを目指していた

だきたいと思います。


それほどの教材ですので、自信を持ってお薦めいたします。