誰のために書いているのか | 小説の書き方教えます

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現役プロの小説家「子竜 螢」が、文学賞受賞へと導きます  KEI SHIRYU 

※添削をご希望の方は、必ず「添削希望の方へ

お読みになった上で、お申し込みください。

作品の枚数もご記入願います。


文学賞突破マニュアル」をご希望の方も、タイトル

下の項目をお読みください。


今回は、執筆の目的と作者の姿勢についてです。




当ブログでは何度も述べてまいりましたが、小説を

作者が自己主張する場所だと勘違いしている人が

後を絶ちませんね。


それは、主人公を作者の代理人としている一人称

小説の形式を採っており、いわゆる私小説とは異

なるものなのです。




そういうものを、当ブログでは小説とは呼ばずに

論文と称します。


いいえ、当ブログのみならず、文学賞への応募作

のうち、8割までがそういう作品なのには驚かされ

ますね。




もしもあなたが他人の主義主張を押し付けられた

とき、どのような反応を示すでしょうか。


おそらく、まだ数ページの段階であっても、読むのを

やめてしまうでしょう。


よほど共通した主義主張でなくては、最後まで読む

のは苦痛でしかありませんからね。




何度でも申し上げますが、作者と主人公とはイコー

ではありません。


主人公は作者とは別の世界に生きている存在であり

あくまでも独立している別人格なのです。


主人公の言動や思想は、生い立ちや性格や社会的

な立場によって決定されるものであって、自分なら

こうする、と作者が決めていいものではないのです。




一方、読者たちは、ただ単純に感動したいだけであり

面白ければいいと考えています。


また、そういう作品に飢えているのです。難しい哲学

思想に飢えているわけではありません。


仮に、自分にピッタリな哲学思想に飢えている人であ

るなら、小説なんか読まずに哲学書を読み漁ること

でしょう。




小説とは、作者が自己主張する場所ではなく、自己

の存在価値を世に問う手段でもありません。


よって、何回文学賞に応募しても無駄ですし、そもそ

も小説とはみなされませんので、本来なら応募資格

すらありませんね。




どうしても改善できないという人は、執筆を諦めるか

文学賞突破マニュアルを購入して小説ハイスクール

に入学するしかありません。


他の添削サービスで良い評価をもらったところで、

根本的な改善がされない以上、文学賞に受賞する

ことはあり得ませんし、仮に受賞できても出版社か

らプロへのお誘いなどないでしょう。




子竜のところは商売としてやっている添削サービス

とはまったく違います。


小説ハイスクールでは、合格するまで何度でも課題

を再提出していただくほどの厳しさです。


本気で学びたい方やプロを目指している方ならば、

それでもやり遂げますし、実際にも第一期ではほぼ

全員が卒業なさいました。


最初の頃は文章も下手で論文しか書けなかった人

でも、ちゃんと卒業を迎えたのです。


決して特別な才能を持った人ばかりが集まったわけ

ではありませんからね。




当ブログをご訪問の皆様なら、子竜の本気度はわか

ると思います。他では考えられないほど、プロの技や

考え方を惜しみなく暴露しているのです。


いつ入選できるかわからない。何が足りなくて何を

勉強してよいのかもわからない。なぜ落選している

のかもわからない。


そういう闇の中で手探りで過ごしている不安を、早く

解消してあげたい一心なのです。




かつて、それは子竜も経験した辛さだっただけに、

抜け出すポイントはしっかりと押さえています。


当ブログの記事だけで、わかったつもりになるのは

やめましょう。


知っているだけではそのとおりに書けないからです。


あなたに必要なもの足りないものは、読者のために

書くという、自己に厳しい姿勢ではないかと思います。