ペンネームの功罪 | 小説の書き方教えます

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現役プロの小説家「子竜 螢」が、文学賞受賞へと導きます  KEI SHIRYU 

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今回は、ペンネームについて考えてみましょう。




筆名はあなたの分身というか、あなたと文筆活動を共に

するわけですから、安易に決めてはいけません。


いや、本名で勝負するか筆名を考えるか、はそれ以上に

大きな問題でもあるのです。




法的にいいますと、著作権が保護されるのは、作者の

死後50年なのですが、筆名の場合には半減しまして、

25年となっております。


なぜ違いがあるのかわかりませんが、カッコいいからと

いって筆名を付けますと損をするかもしれません。


ただ、せっかく親に付けてもらった本名でも、好きじゃな

いという人もいるでしょう。


また、あっさりしすぎていて、インパクトがないという人

だっているかもしれませんね。




子竜の場合は後者のほうなのですが、今では本名で

呼ばれることは少なくて、かなり馴染んできました。


とはいえ、どんなに有名になった筆名でも、銀行口座

は作れませんので、困ることもあります。


同一人物だと証明しなくてはならない場面が生じるの

です。




筆名は何度でも変更できます。


直木賞の元となっている直木三十五という筆名は、

最初は二十一からのスタートでした。年齢ですね。


それが、35歳になったとき、歳をとるのが嫌になった

のでしょう。後はずっと三十五を使っていました。




というわけですので、ペンネームというものを改めて

考えてみるのもいいでしょうね。


飛躍的な向上につながるきっかけとなれば、もっと

いいでしょうし、本名に戻すのも意味のないことでは

ないでしょう。