平凡な作品になる理由 | 小説の書き方教えます

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今回は、平凡な作品になってしまう理由についてです。




書き終えた作品を読み返してみたとき、平凡さが否め

ない感じを覚えたことはないでしょうか。


これにはちゃんとした理由がありまして、平凡な設定

をするから平凡なものにしかならないと申し上げま

しょう。




書く前に、ちゃんと状況設定をしていますか。


たとえば冒頭の場面ですが、季節はいつ頃でしょうか。

気温や天候は?


人口はどれくらいの街や村でしょうか。あるいは、広さ

や標高など、ちゃんとイメージできているでしょうか。




設定をちゃんと行なってから書き始める人でも、おそら

く春か秋の気候のいい時期で、暑くも寒くもなく、晴天

の日を選んでいることでしょう。


いわゆる、ありきたりになってしまう原因ですね。




厳冬の中でこそ、ほんのりとした温かな親切話が大きな

意味を持ちます。


豪雨のなかでこそ、読者は晴れることを期待して、困難

とも思える彼への想いを重ねてくれるのです。


とはいえ、雪や雨の場面を書くのは、とても難しい。


だからこそ、描写の練習を普段からしておきませんと、

脱平凡は叶いませんよ。