ネタに困らない方法 | 小説の書き方教えます

小説の書き方教えます

現役プロの小説家「子竜 螢」が、文学賞受賞へと導きます  KEI SHIRYU 

※添削をご希望の方は、必ず「添削希望の方へ

お読みになった上で、お申し込みください。

作品の枚数もご記入願います。


文学賞突破マニュアル」をご希望の方も、タイトル

下の項目をお読みください。


今回は、ネタに困らない方法のご紹介です。




まず、コメントにていただきました質問に答えさせて

くださいね。


現在の高岡市での書き方講座をはじめたのは7年

前からなのですが、それ以前は富山新聞の文化

教室で行なっておりました。


北日本文学賞にまだ掌編部門があったころからでし

て、通算しますと12年になります。


その頃に同賞へ2名が入選なさいました。


という次第です。




ここから、本日の講義ですよ。


書きたい気持ちはあるけれど、何を書いていいかわ

からない、とか、書きたいテーマがないという方は多い

と思います。


いわゆるネタ切れ状態ですね。




こうしたことは、頭の中だけでネタを考え出そうとする

から起こります。


小説はたしかに机に向かって書くのですが、それ以前

の取材という段階では、むしろ足を動かして外へ向か

わなくてはいけません。


とくに大きなネタなんて多くはないのですから、せめて

近所の散策から始めてみましょう。




ずっと以前に、20年も住んでいながら一度も通ったこ

とのない道を通ってみたときの話です。


道といっても裏路地のようなもので、目的がないと絶対

に通らない道でした。


しかし、普段見慣れた風景とはまったく違いますし、色彩

豊かなガーデニングに驚いたものです。


住人しか通らない道ですので、奇異な目でも見られました

が、住人さんたちの生活ぶりが目に浮かんできそうでしたね。


また、こんなところに喫茶店があったのか、という新発見も

ありましたし、ケーキ屋さんもあって、かなり美味しいので

得した気分も味わいました。




このように、近所であっても知らない場所はあるものでして

小さなネタならいくつもみつかります。


たとえば、知る人ぞ知る喫茶店に毎日コーヒーを飲みに来る

謎の老人などですね。


独居老人というテーマとか、以前の住人だったのであれば

痴呆性の回帰などといったテーマが思い浮かびます。




小説は手で書くのではなく、足で書くものと考えましょう。


机や原稿用紙に向かって考えるだけでは、あなたが知って

いる範囲のことしか思い浮かばないでしょう。


人は誰でもそれほど博識ではありませんし、知らないこと

のほうが多いものです。


ネタ切れになっている人は、ご近所の散策からはじめて

みてください。