書き出しの要点 | 小説の書き方教えます

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現役プロの小説家「子竜 螢」が、文学賞受賞へと導きます  KEI SHIRYU 

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今回は、書き出しの要点についてです。




人物設定を終えてストーリーも確立し、さあ書こうか

という段階で、何から書いていいのかわからない。


ほとんどの人はそうだと思います。


冒頭の部分は読者に先まで読んでもらうための案内

役も兼ねていますので、とくに難しく感じてしまいます。




まずは、動きのある場面を持ってきましょう。


間違っても、座ったままで会話している場面から入る

ことだけはしないでください。


後半がどんなに面白くとも、そこまで読者がたどり着か

なくては意味がないのです。




走る(逃げる・追いかける)や、投げるなど、動作の

大きい動きから入りましょう。


もしも、ストーリーにそぐわないとしても、大きな動きは

読者の意識を惹きつけます。登場人物がダメなら、車

でも電車でもいいのです。




あなたは、各地の世界遺産を見たいと思ったとき、写真

と動画のどちらを選ぶでしょうか。


もちろん、動画ですよね。


なのに、静止画像的な書き出しをしてしまっては、何にも

なりません。


とはいえ、動画的な描写は熟練を要しますので、練習が

必要です。何回か練習するだけで見違えるようになります

ので、チャレンジしてみましょう。