脇役の設定 | 小説の書き方教えます

小説の書き方教えます

現役プロの小説家「子竜 螢」が、文学賞受賞へと導きます  KEI SHIRYU 

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今回は、脇役について述べましょう。




最近、当ブログへのアクセスが急激に伸びてきた

ので不思議に思っていましたところ、「小説の書き方」

でグーグル検索しますと、1ページ目に表示される

ことがわかりました。


また、「小説の書き方教えます」というタイトルそのまま

のキーワードもページの末尾に表記されていたりして、

皆様の執筆にかける熱意の強さが表れているものと

感激しております。




面白い小説というのは、ストーリーの問題ではなく、脇

役の存在と人物像に多くの理由があります。


脇役というとなんだか主人公よりも下に見てしまいがち

なのですが、優れた作品の多くに名脇役が登場します。


主人公の補完者あるいはライバルとして、色彩を強く

放っているほど作品全体に深みを与えてくれるのです。




脇役の人物設定をするときのコツですが、ほぼ主人公

の正反対がいいですね。


主人公が一般庶民であれば、大会社の社長の息子で

東大卒。スポーツは万能で異性にモテる、といった感じ

でしょうか。ライバルが強力なほど、読者はハラハラし

てくれるのです。


ただし、どこか1点だけは気味悪いほど似ている設定

にしておきましょう。


理由は、人生そのものの接点がなくなるからで、趣味で

も異性の好みでもいいですから、接点がないとライバル

や補完者にはなり得ないのです。




ストーリーよりも先に人物設定を考えましょう、と何度も

申し上げてきました。


その際、主人公よりも脇役を先に考えてみましょう。