書きたいテーマがないとき | 小説の書き方教えます

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現役プロの小説家「子竜 螢」が、文学賞受賞へと導きます  KEI SHIRYU 

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今回は、書きたいテーマがないときの心得です。




何作品も書きますと、当然のことながらテーマが

枯渇してきます。


同じテーマを別の視点から書こうと新たな作品を

模索しても、一度使い古したテーマでは、意欲が

半減するのも無理はありません。




そういうときには、テーマの複合を考えてみましょう。


「愛」と「婚活」のふた作品を書いた後でしたら、その

ふたつのテーマをドッキングさせてみるのです。


結婚相談所でサクラのバイトをしていた女性が、ある

日に紹介された男性に対して本気になってしまう。


単なる恋愛でも婚活でもない新しいテーマが出来上が

りますね。それこそ、仕事と恋のはざまで悩む姿です。

フーゾク業にも当てはまりそうですね。




どこにでもいそうな主人公に複合テーマを与えますと

面白いストーリーが出来上がります。


恋愛、借金、子育て、ギャンブル、老人介護、入試など、

誰でも経験しそうなことをふたつ合わせるだけでいいの

です。


こういう点からも、ストーリーを真っ先に考えるクセを

やめるほうがいいとわかるでしょう。


テーマを決めて人物を設定する。


ストーリーは自然と面白くなるものなのです。