短編と長編の違い 2 | 小説の書き方教えます

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現役プロの小説家「子竜 螢」が、文学賞受賞へと導きます  KEI SHIRYU 

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今回は、コメントでいただいた質問にお答えします。




「長編では場面を増やせとのことですが、ストーリー

をより複雑にせよとの意味なのでしょうか」


こういう質問をいただきました。




いいえ、場面を増やすこととストーリーの複雑化には

直接の関係はありません。


場面を増やすという意味は、主人公を含めた登場人物

をより深く詳細に描くためです。




誰でも多面性を持っています。世間からは正義感の

強い人物だと評価されていても、家族からはただの

頑固親父だったりしますよね。


そういう部分を描くための場面は、短編では無理なの

で、短編の登場人物はどうしても一面的になってしま

います。


短いから登場人物に共感できないのではなく、場面の

少なさから共感できないのです。




もちろん、長編でしたら複雑なストーリーもアリですが、

ストーリーよりも人物を描くことを重視してください。


きっと、リアリティーのある共感できるキャラクターが

誕生すると思います。