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今回は、文学賞の審査員の気持ちを代弁します。
文学賞の選考は、第一次・第二次・本選という3段階
になっているのが一般的です。
第一次選考は、出版者の社員と家族が手分けをして
読み、20%ほどを残します。
第二次選考では、社員だけで総数を10作品ほどまで
に絞り、有名な先生方の本選へと送ります。
以上のことを知った上で、第一次と第二次に携わる
審査員の気持ちを代弁してみますので、素直に受け
入れていただきたいと思います。
審査員が読みたくないと思う作品の一番は、論文的
な小説です。
物語が主人公目線ではなく作者目線で進む結果、
作者の日常的な思想や主義が表に立ちすぎている
作品です。
これは、主人公を作者の代弁者と考えているから
犯す誤りであって、審査員は個人的な思想や主義
には興味がないのです。
次に読みたくない作品は、ストーリーが正しく成立
していない小説です。
ストーリーの前提となっているものがガラスのような
脆いものですと、その後を読む気になれないのです。
たとえば、人質解放のために、即座に警官隊を突入
させる指揮官がいたなら、誰も共感しませんし、現実
的でもありませんよね。
三番目は、実はもっとも厄介なのですが、文章が派手
すぎて内容の割には難しい表現の多い作品です。
さまざまな文章テクニックを駆使した挙句に、煌びやか
な語彙で溢れた文章は、いかにもプロっぽく感じるのか
もしれませんが、文章とは内容を伝えるための手段と
いうことを忘れてはなりません。目的ではないのです。
華やかな文章で表現されていることが、いい天気だ、と
いうだけの内容なのでしたら、審査員は文章力を褒め
るよりも読みにくさに顔をしかめることでしょう。
もしもあなたが審査員に任命されたなら、作品の何を
見て判断するでしょうか。
誤字脱字や変換ミスなどは、些細なことだとわかると
思います。あるよりはないほうがいいという程度の
問題です。
審査員であるあなたは、おそらくこんな基準で見るで
しょうね。
読みやすく、しかも内容の濃い表現で面白いストーリー
を描いた作品を推薦したい、と。