小説家志望者へ贈る言葉 | 小説の書き方教えます

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現役プロの小説家「子竜 螢」が、文学賞受賞へと導きます  KEI SHIRYU 

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今回は、小説家志望者への提言です。




現在の作品レベルがどうあれ、プロになにたいと

考えているなら、最低限知っておくべきことがあり

ます。


売れる売れないを決定しているものの正体です。




素晴らしいアイディアが浮かんだとて、一過性の

人気でしかありません。


アイディアとはずっと継続して浮かぶものではあり

ませんから、画期的な殺人トリックが浮かんだとし

ても、一度きりのことなのです。


プロというのは、次々と作品を提供できなくてはな

らないため、無から有を生み出す能力こそが評価

されるのですが、アイディアに頼っている限り、早い

うちに枯渇してしまうでしょうね。




単行本を100冊分、生涯に書くという目標を立てて

ください。プロとしては平均的な数字です。


原稿用紙にしますと、およそ50万枚になります。


アイディアだけで勝負するのがいかに無謀か、お

わかりになりますよね。




では、どうしたらそんなに書けるのか。


日頃の観察力がものを言います。政治経済から

暮らしの細部に至るまで、どんな些細なことでも

ネタにしてやるという気持ちがなくては、見過ごし

てしまうものばかりです。


とくに、テレビのニュースを見ない人は、ネタに

めぐり合う機会を逃していますね。ネットのニュー

スにない点として、映像が流れるので執筆する

ときに書きやすいのです。




もしもあなたがプロ志望であるなら、今日からでも

遅くはありません。


大学ノートをネタ帳として、毎日得たネタを必ず書き

込んでください。ネタのない日がないようにしましょう。


こうして1年も継続したなら、あなたの脳はプロ向きの

脳として変貌しているはずなのです。