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今回は、ストーリーに関する話です。
面白いストーリーは、ある日突然に浮かぶものです。
子竜は常に枕元に「夢日記」を置いて寝ています。
夢で見た奇想天外な物語は、日常の中で考え出す
ことなどできないほどの価値がありますね。
とはいえ、そのまま即座に書き出すのはNGです。
ちゃんとしたプロットに仕上げて、細部の設定まで
行ないましょう。
書き出すのは、それからです。
多くの人が執筆の途中で投げ出したり、筆が止まって
しまうのは、浮かんだアイディアを現実の設計図にする
能力が欠けているからです。
あるいは、その作業を怠るからですね。
まあ、後者のほうが多いでしょうか。
文学にしろエンターテインメントにせよ、読者に娯楽を
提供するのが作者の役割です。
役割を常に意識して、徹底的に追求する一方で、それ
以外の役割は求めない姿勢が大切です。
浮かんだアイディアを最大限に生かすプロットを、創る
たけの努力をしましょう。
浮かんだアイディアを得意げに見せびらかす意識は、
絶対に捨てましょう。読者はバカではありませんよ。