脇役が主役 | 小説の書き方教えます

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現役プロの小説家「子竜 螢」が、文学賞受賞へと導きます  KEI SHIRYU 

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当ブログは小説の書き方について述べている

ものですが、小説を書く人も書かない人にも、

か参考になればと考えております。


今回は、脇役についてです。




当然のことですが、執筆中は主人公への思い入れ

を強くすると思います。主人公こそ主役の立場なの

でしょうね。


しかし、あえて異論を申し上げましょう。脇役こそ

主役でありますよ、と。




強力なライバル不在の小説は、読んでも面白く感じ

ないですね。昨日の記事でも申しましたように、主

人公が順風満帆の人生を歩みますと、読者から

共感されないのです。


ライバルは、主人公に比べて、ほとんどの面で高い

能力でなくてはいけません。


恋愛小説でしたら、同じ女性に言い寄っている脇役

男性は、主人公よりもイケメンでスポーツ万能で、

高学歴といった人物が望ましい。


おまけに、一流会社の社長の息子だったら完璧で

しょうね。




どうしたら今書いている小説がもっと面白くなるのか。

徹底的に研究してほしいと思います。


たとえ文章が下手であっても、斬新なストーリーが

作れなくとも、その点の飽くなき追求だけで一流に

なれます。


いいえ、むしろそのほうが読者からの根強い支持

を得られることでしょう。