主人公と脇役 | 小説の書き方教えます

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現役プロの小説家「子竜 螢」が、文学賞受賞へと導きます  KEI SHIRYU 

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当ブログは小説の書き方について述べている

ものですが、小説を書く人も書かない人にも、

か参考になればと考えております。


今回は、主人公と脇役についてです。




面白くない小説の共通点として、脇役の不在

があります。


いいえ、脇役らしき人物はたしかに存在するの

ですが、主人公の輝きの陰になってしまって

いるから問題なのです。




脇役とは、主人公のライバルであったり、敵対者

のことなのですが、常に主人公より強くて頭の良い

人物でなくてはいけません。


恋愛小説でしたら、イケメンでスポーツ万能な東大生

などがベストですね。主人公の彼女が一時的にせよ

心を奪われてしまう、などなど、主人公が逆立ちして

も勝てない相手が脇役なのです。




作品の中では、脇役は主人公以上に原稿の量を

使って、魅力的に描かなくてはなりません。


脇役の魅力こそが小説の面白さなのです。


そんなに凄いライバルや敵に、主人公はどう立ち向

かうのでしょうか。


そういうギリギリのところが、読者をハラハラさせま

すし、主人公を応援したくなるのです。




三国志では、主人公の劉備に対する曹操という存在。

太閤記では、柴田勝家や徳川家康が脇役ですね。


残念ながら、どちらの既存の作品も、脇役よりも主役

のほうの魅力ばかりが語られています。


あなたは、新しい三国志や太閤記を、本当に面白い

三国志や太閤記を書くヒントを与えられました。


チャンスはあなた次第ですよ。