文学賞は狭き門か | 小説の書き方教えます

小説の書き方教えます

現役プロの小説家「子竜 螢」が、文学賞受賞へと導きます  KEI SHIRYU 

※お待たせしました。タイトル下の5つのコンテンツが

ご利用いただけるようになりました。



当ブログは小説の書き方について述べている

ものですが、小説を書く人も書かない人にも、

か参考になればと考えております。


今回は、文学賞が狭き門かどうかについてです。




昨日、ある方からメールをいただきました。


既存の文学賞が一部の人だけに恩恵を与える

狭き門と定義された上で、電子自費出版のお誘い

でした。


ある意味画期的な電子出版でしたので興味を

そそられたのですが、結局はお断り申し上げました。




子竜としては、電子出版の未来は期待できないと

感じています。


なぜなら、文学賞並みの厳しい選考もないままに

コンテンツの充実だけを目的とした作品数の増加

は、むしろ全体の品質を押し下げるものと感じて

いるからなのです。


書店で書籍を選ぶのでしたら、立ち読みしてある

程度の内容レベルはわかります。


しかし、電子書籍は前述のように外れが多いので

利用者離れが起きると容易に想像できるのです。




そもそも、文学賞の応募作品のうち、まともな作品

は1割未満しかありません。9割は無料でも読みたく

ないほどのレベルですので、当ブログの隅から隅

まで熟読していただきますと、必ずプロになれます。


基本がちゃんとできていれば、1割の中に入ります。


そして、面白く仕上げたなら、最高賞に輝かなくとも

主催している出版社からプロへのお誘いが来るで

しょう。




つまり、門が狭いのではなく、門を通ってもよい作品

と作者が少ないだけなのです。


裏返しますと、プロになれるチャンスは、むしろ大きい

だろうと思います。要は、プロレベルの作品が書ける

よう勉強すればいいだけなのですね。


そういう作品ばかりにしないと、電子書籍は衰退する

一方でしょう。せっかく美味しいご飯も小石が一個混

ざっているだけで、髪の毛一本入っているだけでアウト

ですからね。


文学賞は広き門なのです。