小説家に必要な体験と知識 | 小説の書き方教えます

小説の書き方教えます

現役プロの小説家「子竜 螢」が、文学賞受賞へと導きます  KEI SHIRYU 

※お待たせしました。タイトル下の5つのコンテンツが

ご利用いただけるようになりました。



当ブログは小説の書き方について述べている

ものですが、小説を書く人も書かない人にも、

か参考になればと考えております。


今回は、小説家に必要な体験と知識についてです。




子竜先生は何でもよく知っておられますね。


よく言われます。半分はお世辞でしょうが。。。




小説を書くとき、ストーリーや登場人物の職業設定

によっては、様々な知識が必要です。


しかし、小説家はスーパーマンじゃありませんので

すべのことを知っているはずはないですし、不可能

でしょう。


そこで、参考文献や過去の体験が重要になってきます。


単刀直入に言いますと、バイトでもいいですから、いろ

んな職業に就いて、仕事の内容ややり方や専門用語

などを多く自分のものにした人が有利です。


本で得た知識なんて、実際に体験することに比べた

なら、ゴミ知識ですね。




子竜の作品は戦記ものが多いのですが、ずっと以前に

空母「飛龍」の通信兵だったという人から痛烈に批判

されたことがあります。


ミッドウェー海戦で沈み、6時間も泳ぎ続けてやっと救助

された人から見ると、子竜の作品は甘すぎたのでしょう。


本当の戦場はこんなものじゃない。


まさに、体験に勝るものはないのですね。




推理作家を目指すなら、トリックを考えるより先に、探偵

社のバイトをしてみましょう。尾行係りは多いほど相手に

悟られにくいので採用される確率は高いですよ。


たとえ浮気の調査であったとしても、尾行のノウハウは

体験的に学べるのですから、他の作者よりも一歩抜き

出れるのです。


そして、ジェームスボンド顔負けの盗撮機器など、実際に

使ってみればリアリティーある作品になると思いませんか。




知ることよりも体験です。


裁判などもできるだけ公聴しましょう。テレビドラマの裁判

風景が間違いであることがわかりますし、ネタが増えます。


道路工事現場の交通整理のバイトだって、無駄になりません。

いろんなドライバーがいるってことを肌で感じることでしょう。


飲食店でのバイトだって、慣れてくると客の会話が耳に

入ります。犯罪をしてしまったとか、浮気したとか、とにかく

現実にある際どい話が聞けるのです。


しかも、給料を貰いながらですよ。




というわけで、ニートの小説家志望は無駄な過ごし方です。


バイトの掛け持ちでも何でも、小説家を目指すなら体験

してみましょう。


一緒に働いた人たちも、きっとファンになってくれますよ。