小説を書けない人たち | 小説の書き方教えます

小説の書き方教えます

現役プロの小説家「子竜 螢」が、文学賞受賞へと導きます  KEI SHIRYU 

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当ブログは小説の書き方について述べている

ものですが、小説を書く人も書かない人にも、

か参考になればと考えております。


今回は、小説が書けない理由についてです。




子竜はよく他人から尊敬のまなざしで見られます。

小説を書くというだけで、凄い、と感じるようですね。


たしかに簡単に書けるものではありませんが、

書いてみないうちから書けないものと諦めている

考え方には疑問が残ります。




では、書けないと考えてしまう理由とは何でしょうか。


第一に、文章力の欠如が考えられます。


メールを送るのにも四苦八苦しているのであれば、

小説のような長い文章なんて書けないと思うのは

当然です。


でもね、最初はみんな初心者で、文章も下手クソ

なのですから、書き慣れるうちに文章力もある程度

のところまで自然に上達するものです。




第二の理由には、書きたいテーマがないというもの。


これが一番厄介でして、小説を書く人でも、突然

書けなくなってしまう理由なのです。


が、日頃から人間観察を心がけますと、書きたい

テーマだらけで困るほどになるものです。


たとえば、人通りの多い場所で、通行人の歩き方

を観察してみましょう。


当然ですが、歩く目的によって早さや歩幅は違う

はずなのです。どんな人がどんな歩き方をして

いるのか、って、それだけでもストーリーが浮かんで

きませんか。


ウィンドウショッピングを楽しむ人は、ゆっくり歩き

ますが、出社の途上にある人はわき目も振らずに

急ぎます。


金融会社の付近で行ったり来たりしている人は、

もちろん。。。困っている人でしょうね。




というわけで、ネタに困ったときは、人の歩きを

観察しましょう。


人の歩きを30年間観察し続けた物乞いの男、なん

ていうテーマもいいかもしれませんよ。