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易経の旅その21 水雷屯(すいらいちゅん) 上爻変(じょうこうへん)
本卦 上卦 (陰陽陰) 水 下卦 (陰陰陽) 雷
伏卦 上卦 (陽陽陰) 風 下卦 (陰陰陽) 雷 一番上(上爻)が陰→陽
卦の名前は、風雷益(ふうらいえき)
左: 伏卦(風雷益) 右: 本卦(水雷屯)

卦辞 乗馬班如。泣血漣如。
うまにのりてはんじょ。きゅうけつれんじょたり。
説明文 迷いに迷った挙句の果てに、もうどうすることも出来ず、ただ泣くばかりである。しかも、身を掻き毟り、腹から絞るような慟哭である。しかし、いつまでもそうしてもいられない。お腹も空くし、眠くもなる。それが、人というものである。
まるで、大失恋や取り返しのつかない失敗をした時のような話です。

水雷屯の卦自体が、「生みの苦しみに耐え忍ぶ」なのですから、この卦を得た時は、生きることの苦しみをとことん体験するような事がたくさん起こります。
易卦が、この水雷屯を通して伝えていることは、苦しみを避ける方法ではありません。
その苦しみから学び、冷静に対処する方法です。
何かを体得しようとする時に、どんな事でもリスクが伴います。
例えば、スポーツ選手は、怪我や故障が付きものと言われています。
ピッチャーが、肩を壊して手術した話とか、肉離れとか、日常的にスポーツ紙に書かれています。
その怪我や故障を恐れて、何もしない選手というのはいません。
むしろ、その怪我や故障と向き合って、スポーツトレーナーにサポートをもらって、今出来る最大限を生きているのです。
それが、苦しみから学び、冷静に対処すると言うことです。
無茶振りをして、大怪我して退場するのは、ちがいます。
それは、乗馬班如。泣血漣如。です。

迷いに迷うというのは、自分本位の考えで頭の中が、グルグルしているのです。
頭が自分の考えで、一杯になった時。そして、その考えを正当化した時。
あなたは、血の涙を流すような体験をすることになる。と易卦は伝えています。
そして同時に、どのような体験であろうと、永遠に続くことはない。

明けない夜はないのです。
今起きていることから学び、明日につないで生きること。
そうすれば必ず、道は開ける。と易卦は伝えています。
易は、時を指し示す道具です。
タイミングが、大事であると教えています。
易學、四柱推命、氣學、風水、占星術、タロット、手相などの手法は、あなたにとってはほんの少しのアドバイス、新しい視点になるかも知れません。
しかしその事を、試して手のひらに乗せるのは、あなたなのです。
🌙高島 祀龍⭐
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