祀龍 経営学を垣間見る。 | 高島 祀龍  chandragon's 神花blog

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50歳「これぞ自分!」
勇気を持って立ち上がれ!人生に「これぞ自分!」の旗を立てる!

自らの運命を超える
神易通詞
高島 祀龍(しりゅう)
Shiryu Chandragon


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先日、ある方からご相談を受けました。

「ご主人が会社経営しているので、経理関連の仕事を引き受けている。
秋くらいに、新店舗を出す予定だが、大丈夫なのか?」

さて、早速易卦に聞きました。

答えは、坎為水(かんいすい) の二爻変

これは、この会社が現在、艱難辛苦の真っ最中という意味です。

坎と言う文字は、土が欠けると書きます。

水が高い所から流れて、大地が平らならば溜まることは、ありませんが、土が欠けた窪みや穴には、溜まります。



穴に陥った水は、動かず腐り沼のように濁ることから、これを険と呼び、そのことからこの坎為水は、艱難辛苦の卦と言われています。

しかし、どのようなものも、最初から坎為水と言うことはないので、ここに至る原因があります。

聴いてみれば、やはり経営状態は良くない様子でした。

さて、こんな状況の時は、現状を打開して一発逆転したいのが、人の心・人情というものですが、坎為水の卦は、しばらくは新しい事は何もしてはいけないと言います。

あれこれ手を出さず、手堅く土台を固め、内側を充実させることに力を尽くせ。と言います。

そして、ここに至った原因を探れと言います。

それを、易経では、

往(おう)を彰(あきら)かにして来(らい)を察し、
顕(けん)を微(び)にして幽(ゆう)を闡(ひら)く。

「往」:過ぎ去った時
「顕」:顕著に現れている現在の状況
「微」:現在の状況を作った微細な要因
「幽」:眼に見えない物事の根本

過去を明らかにし、現在を把握し、未来を察知する。
今の現象も、微小な原因から育ったものである。

原因を知れば、現象の裏側にある根本が見え、
将来の有り様を察することもできるようになると言います。



このような経営状態になった原因を徹底的に調べ、現在の状況を知ること。

それは、徹頭徹尾、冷静で、冷徹な厳しい客観性を、要求されます。

その客観性で、現状を眺めた時に、始めて今を知り、未来が見える。

経営者の視点を持つことが、出来ると易経は、教えています。

これが、易経を「帝王学の書」と言う由縁なのだろうと、ご相談に答えながら感じたことです。



易は、時を指し示す道具です。
タイミングが、大事であると教えています。

易學、四柱推命、氣學、風水、占星術、タロット、手相などの手法は、あなたにとってはほんの少しのアドバイス、新しい視点になるかも知れません。

しかしその事を、試して手のひらに乗せるのは、あなたなのです。

🌙高島 祀龍⭐

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