【負けるが勝ち!】易経5000年一大スペクタクルな物語 | 高島 祀龍  chandragon's 神花blog

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神易通詞
高島 祀龍(しりゅう)
Shiryu Chandragon

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易経の旅その14 坤為地(こんいち) 上爻変(じょうこうへん)

本卦 すべてが陰。陽がひとつもない。

伏卦 6本の陰の内、下か六番目の陰が陽に変わる。上爻変といいます。
卦の名前は、山地剥(さんちはく)

卦辞 竜戦于野。其血玄黄。りゅうやにたたかう。そのちげんこう。

説明文 相手かまわず、剥き出しのエゴに走る。相手の挑発に乗って、感情に任せ、何も得るものがない損な喧嘩を買ってしまう。百害あって一理なし。頭を冷やして冷静になる時。



竜が野原で戦っている。野原一面が、血だらけになっている。と言うのが、この坤為地(こんいち) 上爻変(じょうこうへん)の意味です。

坤為地(こんいち) の卦は、陰から出来ているので、この戦いは女同士の戦いです。

女同士の戦いの代表格は、なんと言っても「嫁vs姑」あるいは、仕事場でのベテラン女子vs新人女子。



この卦は、パワハラにあった時に、どのように対処したら良いのかと言う事を教えているのです。

パワハラを仕掛けてくる相手に対して、応戦することは相手の思うツボ。

易卦は、「他より争いを求めらるとも、之に応ずべからず。」と言っています。

なぜならば、やり返した時に相手だけでなく、自分も傷ついてしまうからです。

ですから、ここは自分を謹んで慎重に、戦いを回避することを最優先にします。

どんなにプライドが傷ついても、実害に比べれば被害は小さいのです。



この一瞬の仕返しでの憂さ晴らしよりも、長い目で見た将来の勝利を冷静に考えなさい。と易卦は伝えています。

易は、時を指し示す道具です。
タイミングが、大事であると教えています。

易學、四柱推命、氣學、風水、占星術、タロット、手相などの手法は、あなたにとってはほんの少しのアドバイス、新しい視点になるかも知れません。

しかしその事を、試して手のひらに乗せるのは、あなたなのです。

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「坤為地(こんいち) 上爻変」の形です。
右側 本卦 陰が6本
左側 伏卦 陰が5本・陽が1本