9月文化財保全活動、参加者募集のご案内 | 地域史料保全有志の会のブログ

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当会は、長野県栄村の大震災をきっかけに、被災文化財の救援・保全を行っている有志団体です。

こらっせは今月6日に無事本格オープンを迎えることができました。
とはいえ、これで保全活動が終了したわけでは決してありません。
レスキューした文化財の整理は、まだ道半ばですし、それらを整理していく中で新たな発見が生まれてくることは間違いありません。
そしてその発見を随時展示に反映させ、また村民の皆さんや地元の子供たちに伝えていく仕事もあります。

というわけで、普段の活動にもどって、9月も保全活動を行います。
1日(木)~4日(日)です。日帰り、1泊も大歓迎。
どうぞ振るってご参加ください!
とくにまだオープンしたこらっせを見ていない方は、是非どうぞ!

ちなみに今回は、保全活動の際の番外編のお楽しみも盛りだくさんです。

9月1日・2日は、小滝地区の再生古民家の宿「となり」に宿泊します。
そして2日夜には、地区で行っている「夜学」に参加し、氷河地形の専門家で、白水と共同研究の仲間であった長谷川裕彦さん(明星大)の講義を明星大の学生さんと一緒に聞かせてもらいます。酒を酌み交わして、地元の方々との交流も深まることと思います。
また、3日の夜は秋山郷の宿に泊まります。この晩は小赤沢地区の祭の日です。
奥深い山中の谷間に響き渡る花火が打ち上げられます。
この日は祭らしく混沌の夜で、料理はきちんとしたお客さん向けの民宿料理ではなくて、大皿に盛った家庭料理的なものになり、多数の人が出入りします。
そんなわけで、正規の宿泊料金よりもかなりお安くなるかと思います。
ただし、寝るのは雑魚寝的になりますが。

そんな具合で、栄村・秋山郷の地域と深く密着する4日間になりそうです。

今回は民具班と文献班が作業を行います。内容は、民具班は展示民具確認とリスト入力、展示民具の説明内容の検討と追加原稿作成、文献班は収蔵室の棚づくり や古文書目録取り作業、それに展示の追加作業などです。最終日には石野さんとともに、いいやまふるさと館の企画展「よみがえる音と映像」展を見学すること も可能です。

【参加申し込み】
8月30日(火)の夜12時までにshiryouhozen@gmail.com宛てに、以下の事項についてお知らせください。
(締め切りは上記のとおりですが、なるべくお早めにご連絡ください!)
     ①氏名
     ②携帯電話番号・すぐに連絡のとれるメールアドレス(直前または当日
      の緊急連絡に使用する場合があるため。以前連絡済みの方は不要です)
     ③ご所属(参加者一覧に載せますので)
     ④参加日程
     ⑤宿泊希望日程(個別に宿をとる場合はその旨記載してください)
     ⑤交通手段(車か公共交通機関か、または他の車に同乗か)
     ※お連れの方の分も同時に申し込みされる場合には、それぞれの方に
      ついて①~⑤の情報を記載してください。
     ※その他の事項については、必要に応じて個別にご連絡いたします。

【 補 助 】
学生・院生その他専任職でない方については、慣例により保全の会から宿泊代の一部補助が出ます。下記の条件に合う方が対象ですので、参加お申し込み時にご遠慮なく補助希望の旨をお知らせください。
     ・正職にない方
     ・2回目以上の参加の方
     ・2泊以上される方
    上記条件の全てにあてはまる方については、2泊目以降の宿泊について、
    1泊当たり3000円の補助が出ます。ただし知人宅への宿泊など無料宿泊
    の場合は、宿泊数にはカウントせず、補助対象外になります。また今回
    は通常の旅館・民宿宿泊より格安になりますが、通常どおりの額で補助
    いたします。

【これまでの活動報告がご覧になりたい方は…】
(7・8月分の活動報告書については、今暫くお待ちください)

[保全活動報告書 一般公[保全活動報告書 一般公開用]
https://drive.google.com/folderview?id=0B5MQGeVp6XT_OEVuWDBuYklhQU0&usp=sharing