12月10日~11日、栄村入りしました | 地域史料保全有志の会のブログ

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当会は、長野県栄村の大震災をきっかけに、被災文化財の救援・保全を行っている有志団体です。

12月10日~11日にかけて、1泊で栄村に行ってきました。

今回は少人数で、民具をお預けいただいたお宅めぐりをしてきました。

6月以降、村内各地で被災建物の取り壊しが急ピッチで進められ、その中で私達有志の会では、行き場のなくなった多数の民具を多数お預かりし、村内の保管場所に収納してきました。

ただ、取り壊し間近や取り壊し中のお宅を回り、「置き場がないから持って行って」「もう使わないものだから…」「とりあえず預かって」といろいろな形でお引き受けしてきた民具も、今はどなたのものなのか、はっきりしない状態になっていました。
また、お預かりした民具がその後どうなったのか、どのように保管されているのか、それを所有者の方にきちんとご報告する余裕もなく過ぎてしまいました。

そこで、農作業も終わり、雪の季節を迎えて、多くの方がご自宅にいらっしゃる時期に、民具をお預けいただいたお宅を回り、その後の民具の状況についてご説明するとともに、ご不要とされるものについてはきちんと有志の会にお譲りいただけるように手続きをしよう、ということになったのです。

10日の午後から11日の夕方までの限られた時間でしたが、4名で合計9軒のお宅を回りました。
結果的には、どのお宅でも快く歓迎していただき、無事に民具のその後についてご報告させていただくことができました。また、手放されるものについては有志の会へご寄贈いただくことができました。

これからも残るお宅とご連絡をとり、回れるところは回っていきたいと考えています。

【写真】建物がなくなってがらんとした森宮野原駅前

地域史料保全有志の会のブログ-建物が取り壊されてがらんとした森宮野原駅前