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風韻 ~とあるライターのレビューブログ~

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村上海賊の娘 1巻

和田竜 吉田史朗 小学館

 

 

主人公は村上水軍の娘。

村上水軍とは、戦国時代の瀬戸内海をしきっていた海賊です。

強力な水軍を持ち、現代のいわゆるショバ代を取ったり、大名に傭兵として雇われていたりしました。

 

 

なわばりで許可を得ていない船を見つけます。

それを指揮するのは女主人公。

 

 

 

 

 

怪しい船に乗り込んで、相手の船長と取り調べます。

正体は人さらい。

船で人を運ぶ仕事と見せかけて、乗った人を脅し、奴隷にしようとしていました。

 

主人公はそれを見抜き、敵海賊との戦いを挑んで勝利を得ます。

 

 

 

 

 

 

女は軍船には乗せないという掟があり、

主人公が海賊を指揮しているというものは珍しいものでした。

それで年頃にもかかわらず、嫁のもらい手がありません。

 

主人公も強い海賊としてか結婚しないと言い張ります。

ある日、毛利家の海賊に目を奪われます。

 

海賊の頭領である父も、毛利家と組む条件に娘の輿入れを要求するのでした。

 

 

 

 

しかし、野蛮であるとして、彼は断ってしまいます。

 

 

 

主人公はいい男を捜すために戦場を目指します。

目指すは大坂。

そこは織田信長と本願寺が激しく争っているところでした……。

 

 

 

 

『村上海賊の娘』の漫画版です。

 

勇ましい海賊ですね!

歴史物にふさわしいリアル調に、漫画テイストの可愛らしさが出ていて、

主人公やストーリーがとても魅力的に描かれています。

戦場、船上で暴れるのは男、という常識をやぶっているところ、

強い男を求めているという奇抜な性格、

そういう外れたところがとても惹きつけるポイントとなっています。

 

 

 

グレイプニル 1巻

武田すん 講談社

 

 

主人公には秘密がありました。

なぜか変身できるのです。

しかし、その姿は……

 

 

 

着ぐるみ。

なぜこんなおかしな姿になってしまうのか分かりません。

けれど、火事から少女を助けることができました。

 

 

しかし、その少女から脅されることになります。

学校の屋上から突き落とされ、変身するしかなくなります。

そこを写真に撮られてしまいます。

 

 

 

 

 

彼女の姉も主人公と同じような存在らしく、

その捜索をしてほしいというのが彼女の要求でした。

 

 

しかし、同じ着ぐるみの関係者と思われる敵に襲われます。

主人公は戦い方なんて知らないので逃げ出します。

けれど、少女の取った行動とは……

 

 

 

 

 

主人公の中に入って、敵を倒す。

 

 

 

セックス&バイオレンスを扱った漫画です。

不思議な変身能力を持った主人公。

自殺志願者で、なにかと性的に挑発してする少女。

少女が主人公の中に入って暴力を振るうという、とても刺激的な内容になっています。

 

なぜ着ぐるみなのか、なぜその中に入れるのか、なぜ敵がいるのか。

奇抜な設定にミステリー要素がいっぱいあって展開に期待が持てます。

 

 

 

 

 

たーたん 1巻

西 炯子 小学館

 

 

 

父子家庭のお話です。

 

 

 

登場人物は、お父さんと年頃の女の子。

お父さんは成長する娘が心配で、あれこれ制限をかけようとします。

 

 

 

こんなケンカは日常茶飯事。

ある日、娘が門限を破って帰ってこないときも、心配して気が気でありませんでした。

しかし、娘はちゃんと帰ってきてくれました。

 

 

 

 

お父さんは頼りないんだから、と心配する娘。

ほっこりしますね。

 

 

と、こんな一面を紹介すると普通の漫画なのですが、これには大きな設定があります。

実はこの娘、本当の娘ではありません。

 

友達が殺人で懲役15年となったため、代わりに育てることになったのです。

お父さんは童貞なのに子供がいて、一人で育てないといけなくなります。

 

娘には母は死んだと言っていますが、

どんな出会いだったか、どうして結婚したのか

と聞かれ、答えに困ってしまいます。

そう、結婚もしてないし、子供も産んでいないのです。

 

そして、娘も中学生となり、

来年には刑期の15年が終わり、父親が帰ってきます。

このことをどうやって告げようかお父さんは悩むのでした。

 

 

 

 

 

 

めちゃくちゃ面白いですね! 設定がとても秀逸!

懲役15年で娘が15才になるときに、本当の父親が戻ってくるという時限性。

仮の親子の平和な日々は確実に終わるのです。

このどきどきに読者は心引かれるに違いありません。

 

父親のふりをしなくてはいけないという設定も

普段なかなかあり得ないことなので、キャラがどういう反応をしてくれるのか楽しみで仕方ありません。

 

オススメの漫画です!

 

 

 

リミット 1巻

すえのぶけいこ 講談社

 

ドラマ化もされましたが、女子高生のサバイバル漫画です。

研修旅行中にバスが崖から転落。

多くの生徒が死んでしまいます。

 

 

 

生きているのは数人。

携帯の電波も通じず、孤立してしまいます。

 

冷静な生徒は食べ物や使えるものをかき集めていました。

 

 

 

知っている人が死んでいるバスに入って、ものを奪ってくるというのは

考えるだけでもぞっとしますね。

この漫画ではこういう感情をリアルな感じで扱っています。

 

こういうのは、みんなで協力して脱出、というものですが

いきなりトラブルが生じます。

 

みんなが死んで喜ぶ人が……。

彼女はみんなにいじめられて、死んで奴はザマアミロ、

ということなのでした。

 

 

 

学校では多数にものがいばっていました。

でも、ここにはみんないない。

いじめられていた少女は鎌を武器にして、生き残った人たちを従えようとするのでした。

 

 

 

なんちゃってサバイバルではなくて、けっこう本格的に人の嫌な面を描いた作品です。

なかなか深いテーマを持ってきているので、読み応えがあります。

絵が可愛いのに、話が残酷というギャップもいいですね。

 

 

本能寺ホテル 2017年映画
監督    鈴木雅之
脚本    相沢友子
倉本繭子:綾瀬はるか
織田信長:堤真一
森蘭丸:濱田岳
 
 
後悔したばかりの映画です。
一部、ネタバレを含みます。
 
主人公の倉本は何もやりたいことがないまま、
大学を出て、就職し、会社がつぶれて路頭に迷います。
そんなところに、付き合ってまだ半年の彼氏が結婚しようと言ってきたので
結婚することを決めました。
 
そして、彼の実家である京都にいきます。
ホテルを予約しているはずだったのですが、予約ミスで泊まれませんでした。
空いてるホテル探したところ、「本能寺ホテル」という変わったホテルに行き当たりました。
 
本能寺ホテルはもちろん、織田信長が自害した本能寺の名を取ったホテルです。
何かしら意味はあるのかなと思い、エレベーターに乗ると、
なんと、本能寺の変前日の本能寺にタイムトリップしてしまいました!
そこには、織田信長や森蘭丸、歴史で習った有名人がいるわけです。
信長に無礼を働き、捕まりそうになるのですが、なんとか現代に戻ってくることができました。
しかし、その後なんども戦国時代を行き来することになります。
本当に本能寺の変は起きるのか、信長にそのことを教えていいのか……。
 
 
 
『プリンセス トヨトミ』のメンバーが集まった映画です。
本能寺にタイムトリップしてしまうというよくある設定ですが、
この映画の売りはなんといっても、綾瀬はるかが可愛いことです。
戦国時代にいっても物怖じすることなく、現代ボケした変な行動を取ってしまうところを
みんなで笑い、愛でることが一番の楽しいところだと思います。
定番設定だとオチがどうつくか、っていうのがポイントになるのですが、
うーん……という感じです。
あまり考えず、気軽に楽しむ映画ということですね!