風韻 ~とあるライターのレビューブログ~ -14ページ目

風韻 ~とあるライターのレビューブログ~

移転しました。こちらで毎日更新していきます。
http://shiryoo.blog.fc2.com/

さよなら絶望先生 1巻

久米田康治 講談社

 

 

首をつっている青年がいました。

それを見た少女は助けようとします。

しかし……。

 

 

 

 

 

 

まったく死ぬ気はなく、死ぬふりをしていただけでした。

 

彼は学校の先生で、少女はその生徒でした。

 

 

 

 

 

 

ネガティブな先生。

ポジティブな少女。

 

この二人を中心に物語は展開していきます。

社会情勢について語り、なんにもいいことがないと断じて、

「絶望した!」と叫ぶのが決め台詞になっています。

 

 

この絶望先生のクラスにはかなり個性的な生徒がそろっています。

 

 

 

 

 

体が傷だらけなので虐待を受けてそうに見えて

実はただの動物好きの少女。

でも、尻尾フェチなヘンタイ!

 

 

 

 

 

二重人格な帰国子女!

 

 

 

 

 

アニメが大ヒットした「絶望先生」です。

ネガティブな先生とクレイジーな生徒が

いろんな時事ネタにつっこんでいきます。

2012年の作品で、当時のネタなので古さはありますが、

かなりきわどいところをいじっているので、すごく面白いです。

ギャグが好きならば読んでみて間違いない作品です。

 

 

 

1年A組のモンスター 1巻

英貴 一迅社

 

 

 

担任がすぐやめてしまう、問題児ばかりのクラス。

今度は地味な先生がやってきました。

 

 

 

 

 

 

モデルをやっている美少女、

いい子に見せかけてかなりの腹黒。

今度もまた先生をやめさせようとします。

 

 

 

 

 

 

やめようとしない先生に強硬手段に出ます。

先生に襲われると、狂言で退職に追い込もうとします。

 

しかし、先生はなぜか急に服を脱ぎ始めて、

逆に、生徒に襲われたと叫び始めます。

 

 

 

 

 

 

形勢逆転。

今度は彼女に問題が降りかかってきます。

悪評が立てばモデルの仕事なんてできるはずもありません。

 

彼女は悪事を認めますが、

先生は何も問題はなかったと彼女を許します。

 

 

 

 

彼女は許してくれたことに涙を流しますが、

先生にとってはほんとどうでもいいらしく、すぐに帰ろうとするのでした。

 

 

 

 

 

問題児ばかりの学校を描いた作品です。

問題児はこの少女だけでなく、今度はこの子がほかの問題児に追い込まれることになったり、

先生がちょっかい出されたりします。

内容はリアルな学校問題を描いたものでなく、コメディよりです。

 

問題は共感しにくいところかなと思います。

先生はほんとにいいところがありません。生徒にほんとにいい学園生活を送ってほしいという熱意のようなものがあれば、そこを見ていられるのですが特にありません。

二話以降は、モデルの少女越しにストーリーを見ていくことになりますが、一話目の印象があまりよくなく、そこを愛せるかどうかが、楽しめるかどうかのポイントになりそうです。

絵は可愛いので、あまり考えず、絵を楽しんでみるというのは全然いけると思います。

 

 

 

紅殻のパンドラ 1巻

六道神士 KADOKAWA

 

 

メカが発達し、人間そっくりなアンドロイドがたくさんいる時代。

主人公はよくアンドロイドに間違われていました。

 

 

 

 

 

 

全身が義体、サイボーグだったのです。

 

船に向かう船で出会った女性にも、全身義体がいました。

 

 

 

 

 

 

可愛らしいメイド。

このように全員がメカの子はほかにいなくて、主人公は彼女に親しみを持ちます。

この島ならば、うまくやっていけると思ったら……。

 

メカが暴走しはじめて緊急事態に!

 

けれど、メイドは武装して戦い始めます。

そして、主人公も彼女にリンクすると……。

 

 

 

 

 

 

 

すると、銃なんて撃ったことないのに……。

 

 

 

 

 

 

体が勝手に反応し、暴走したメカを倒していきます。

 

 

 

 

士郎正宗原作の漫画です。

士郎正宗っぽくない萌え系だったので、一回没になったのを再利用したとか。

メカがいっぱい出てくるので士郎正宗な世界なのですが、

可愛い女の子が活躍するのが珍しくて、そこが面白いですね!

全体的に話が明るくて、百合要素もありますし、見た目か弱い子がすごい銃器で戦い始めるのは、やはりロマンがあります。

 

 

 

 

 

まくむすび 1巻

保谷伸 集英社

 

 

高校生に上がった主人公。

小さいころから漫画を書いていましたが、今はもう書いていません。

 

 

 

 

自信のあった漫画を友達に読んでもらいますが、

たった一言で心を折られたのでした。

 

 

自分の書いた漫画を間違った高校に持ってきてしまい、

ほかの人に見られる前に処分しようとします。

しかし、何の因果か、それは演劇部に渡ってしまうのでした。

 

 

演劇部の発表で、知っているストーリーが始まり、

びっくりする主人公。

処分したはずの漫画をなぜ演劇部が知っているのか……。

 

 

 

 

 

 

恥ずかしさ、怒りもありましたが、

それ以上に自分の世界がそこに表現されていて、

主人公の少女は、これまでにないほど心がワクワクしていまいた。

 

 

発表が終わり、演劇部に文句を言いに行きます。

すると、いいストーリーだったと言われつつも、

ひどい漫画だと言われてしまいます……。

 

 

 

 

 

 

なんだか納得いかないものの、

自分の書いたストーリーが演劇という形で表現されたことは非常に嬉しく、

主人公は演劇部に入ることになります。

 

 

 

 

 

二人しかいない演劇部ですが、

主人公ら新入生が集まり、ようやく活動を開始します。

次の発表会では、主人公が脚本を書くことになるのですが……。

 

 

 

 

演劇部をテーマにした漫画です。

脚本担当という形で演劇にぶつかっていく主人公が描かれます。

これは創作する人ならば、共感するものが非常に多いと思います。

自信と不安に揺れ、たった一言で心を折られる様子。

それでも自分の世界を表現したくて、何度でも立ち上がる様子。

定番の部活漫画のパターンを使っていますが、個性あふれるキャラたちとのドラマもおもしろくなっています。

 

小説や漫画など創作している人には読んでもらいたい作品です。

作者の後書きにも、「創作する人にとっての“燃料”になれたら嬉しいです」というのがあって、よく分かりますね。

 

 

 

バトゥーキ 1巻

迫稔雄 集英社

 

 

主人公は中学生。

幼い頃からネグレクトを受けていて、今も自由を認められていません。

 

 

 

 

 

中学にあがり、友達と一緒に空手をやりたいというのですが

父はダメだと言います。

 

 

あるとき、公園で変な外国人ホームレスを見かけます。

変な動きをして、変な言葉をしゃべっています。

 

 

その夜、主人公はコンビニ強盗に遭遇してしまいます。

助けてくれたのがそのホームレス。

 

 

 

 

 

 

そして彼は踊るような動きで、強盗犯を倒してしまいました。

 

主人公は彼がいったい何者なのか、再び公園を訪れます。

彼は怪しい動きをして、弓を構えていました。

それは弓の形をした楽器。

 

主人公は何をしているのか問います。

 

 

 

 

バトゥーキ。

主人公は彼にそれを教わることにしました。

 

 

けれど、はじめに教えてくれたのは謎のゲーム。

これがあの強盗犯を倒した技と何の関係があるのか……?

 

レッスン終わりにその謎が明らかになります。

ゲームはただのエチュード。

その正体は……

 

 

 

 

 

格闘技。

その名はバトゥーキ。

 

 

 

 

世にも珍しいバトゥーキ漫画です。

バトゥーキというとわかりにくいですが、カポエイラですね。

黒人奴隷が編み出した格闘技で、

奴隷たちはダンスのふりをして、反乱の意思はないと白人の主人にごまかしながら、格闘技として身につけていったものです。

ホームレスはカポエイラの達人で、主人公はカポエイラを学んでいくことになります。

主人公の父には何か秘密があるらしく、主人公に格闘技をさせたくないようですが……それは二巻以降になるようです。

絵の雰囲気や物語の表現の仕方が特殊ですが、それが非常に面白いです!

だまされたと思って一回読んでみて、という作品ですね。