7月の三連休(7/13-15)のうち7/14-15にお城旅のチャンスが到来しました。

さっそく、わくわくしながら予定を立ててはみたものの、時節柄、あまり人が行かない山城は虫(蜘蛛とか蛭とか)やら変な動物(熊とか蛇とか)やらが出そうなので、安易に山城巡りの予定を立てるのも考えもの。といって100名城クラスは行き尽くしたし、出来れば未訪のお城をざらっと巡ってきたいところです。GWの新潟旅は3日間で27城でしたが、まあそこまでは行かなくても平たいお城も含めて10城くらいは回りたいなあ、と。

「こういう時には普通にハイカーも訪れる、メジャーな山(山城)がいいんじゃないか」

ということで、未訪かついい感じのハイキング山城が集積している「九州北部」に目をつけました。

ここには立花山城や宝満山城、それに鷹取山城も視野に入り、一泊二日でこれだけ登れればそれだけでもお腹いっぱいになりそうな、しかもお城好きなら一度は行っておきたい山城がずらり。

一方、ちょっと西へと目をやれば、有明海に面した佐賀県の白石町で、須古城が最近綺麗になったと評判になってもいたので、先に挙げた立花山城、宝満山城、鷹取山城を二日間に分けつつ、宿泊地だけは小城市界隈に確保して早朝に須古城を訪ね、その途次にある平たいお城を点々と巡るという、いかにも小城小次郎らしい神出鬼没プランを練り上げて、一人悦に入っておりました。

そのうち先ほどのエリアに笠木城という、これまた素晴らしいハイキングコースになっている山城を見つけ出したので、それなら須古城を外してこっちのエリアに没頭しようと、宿泊地を飯塚市に変更しました。ただ、心のどこかで須古城が筆者を呼んでいるんです。これが後々の選択にも尾を引くことになるのですが、筆者はまだそのことに気付いていません。

予定変更も完了し、満を持してその日を待ちました。ところが・・・

その日が近づくにつれ、どうやら三連休は雨が避けられない、ということがだんだんわかってきました。

飛行機(羽田ー福岡)の便は予約変更不可だったので、福岡が起点・終点となることだけは動かせません。

さりとて、雨の中を立花山や宝満山に登るのもいかがなものか。まして鷹取山なんて・・・(汗)

・・・などというぼやきを会社で同僚に話していたら、

「九州なら島原がいいんじゃないですか」

というご提案が。おお、なるほど。

島原城や原城あたりなら雨でも問題ないぞ、とばかりに、こっち方面を調べ直しているうちに、「ニッポン城めぐり」アプリ上で未訪となっているお城が7、8城あることにも気が付きました。どうせ雨ならこれらのお城の近くを車で巡れば、取ったお城の数が増えるぞとばかりに更に計画を練り直し(ちなみに筆者はこのアプリ、ただいま2809城/3000城まで到達し、「次の1城」がなかなか取りにくい境地にまで到達しておりまして・・・)。

島原半島の奥まで行かなくても、釜蓋城(天正遣欧使節の千々石ミゲルが生まれたらしいお城)とか山田城(雲仙市)とか、公園化されているお城が結構あることもわかってきて、これらを巡りながら長崎県を北上し、平戸で折り返してくるコースを組み立てて、佐世保市に宿を取り直しました。ここまでの予約変更をキャンセル料なしで円滑に対応して下さった楽天トラベルさん、ありがとうございます。ごめんなさい。

そんなこんなでいよいよ当日を迎えました。飛行機に遅れないように早めに家を出た筆者は、羽田空港を目指して最寄りの駅に向かったのでした。まさかこの後にあれほどの悲劇が待ち受けているとも知らず・・・

 

続きは後編で(笑)