6月いっぱいで植木屋をリタイヤしました。
そんなこともあり、手入れに行ったお客さんから出来るところは自分でやってみたいんで、この樹はどう切るのと何度か聞かれました。
剪定の仕方を教えてという声は多いです。
7月から自宅の樹の剪定を始めましたんで、折に触れ剪定の様子をご紹介したいと思います。一応1級造園技能士の植木屋です。
今回は筒形のキンモクセイです。キンモクセイは自然形の仕立てもあります。
剪定前
樹全体を刈り込みバサミで切ります。今回はブショウをして、電気バリカン(ヘッジトリマー)を使いました。
ハサミの方が切り口がきれいに仕上がります。
天井面は平らにし側面を面取りするように少し落とすやり方や写真のように山形にする方法などお好みです。
樹全体を刈り込む
ここで終わりという方を見かけますが、これでは暑苦しい感じがします。
樹の内側の枝、内側にむいている枝は切ります。
内側の枝は切る
写真中央の内側にむいている枝は切る
天井面、側面の枝を反対側が見えるくらい剪定バサミで抜いていきます。
剪定終了
向こう側が透けて見える感じに仕上げる
これで空気も通リ、夏を迎えるにあり涼しげになりました。
バッサリ切っていますので、秋の花つきは少ないです。
秋の花を楽しみたいと言う方は、ここでは樹冠から伸びた枝を切るだけにし、本格的な剪定は花後に行うのもひとつです。