イチジク栽培を昨年からスタートしましたが、すぐに大きくなるのにビックリです。

果樹ではブルーベリーが成るまでの時間が短いと思っていましたが、イチジクはそれ以上ですね。早いもので2年目、通常でも3年目から収穫できます。

 

一文字仕立ての2年生苗(昨年春に挿し木)のドーフィンです。

日本のイチジクの営利栽培では、ドーフィンと蓬莱柿の2品種でほとんど占めています。

イチジク ドーフィン

 

こちらは双幹仕立ての2年生苗のドーフィンです。

双幹仕立ての鉢は全て8号です。

 

イチジク ドーフィン

 

2年生苗のサルタンです。

 

イチジク サルタン

 

2年生苗のコナドリアです。

 

イチジク コナドリア

 

2年生苗のロンドボールドです。

 

イチジク ロンドボールド

 

2年生苗のビオレソリエスです。

 

イチジク ビオレソリエス

 

ビオレソリエスは2鉢ありましたが、先週同級生が1鉢持って行きました。

残り9鉢でも、これから大きくなると置き場所に困りそうです。

ブルーベリーの鉢もありますしね。

イチゴ栽培の場所(軒下の犬走の上)を今年はイチジクに取られそうです。

 

イチジクが大きく育っている理由を考えると、

1)2年生苗でも8号鉢や一文字仕立ては40号鉢と、大きな鉢に植えている。

鉢が大きいほうが根量が増えます。植物は地上部の枝葉と地下部の根でバランスを取っています。根量が増えると結果枝葉が伸びることになります。

2)元肥、追肥など定期的な施肥。

3)根の発育を促す水やり。

用土に乾湿のメリハリをつけることにより、発根を促します。

水やりは葉がしおれてきたタイミングで行っています。

水を与えると2、3時間で葉はピンとなります。

 

イチジク ドーフィン

葉がしおれてきたタイミングで水やり

 

イチジクは浅根性で葉も大きく蒸散も盛んで灌水は重要ですが、やりすぎも注意が必要です。

 

真野隆司著「イチジクの作業便利帳」でも水のやりすぎをいさめていて、

土が乾いたら即灌水。梅雨明け以降でも樹をよく観察し、葉の角度が下がる前に灌水する。

水のやりすぎは、果実にも影響がでてくる。肥料や水のやりすぎは樹勢が強くなって葉が大きくなり、日当たり不良で果実の着色が悪くなる。結果秀品率が落ちる。

またイチジクは成熟前の数日で大きく肥大するので、この時期の水のやりすぎは水ぶくれで低糖度の果実となり、目の割れも大きくなってそこから腐りやすくなる。