ネットで中古品を買いました。あまり使ってないとのことで、きれいでよい状態のようです。メーカーとしてはアタゴが有名ですが、これも国産の佐藤計量器製作所の製品 SK-100R。現在でも販売されているモデルです。自動温度補正付き。
ジャムの糖度もはかりたかったのですが、本機はBrix0~32%(=糖度と考えてください)で無理なようです。佐藤やアタゴでも濃度(糖度)範囲別に機種が用意されています。アタゴは全範囲を測定できるものもありますが高価です。
早速ブルーベリーの糖度をはかってみました。
1、基準点補正(目盛規正)用に蒸留水を作ります。
(1)鍋に2割くらいの深さに水を入れる。
(2)その上に器を置く(今回は浮いた状態)。
(3)火をつけ、沸騰を始めたら、水と氷を入れた金属のボールをかぶせ、そのまま中火で5分。ボールの裏についた水蒸気を、氷水で冷やし、水に戻して器に回収するという仕組みです。
(4)火を止め10分後、ボールを取り、蒸留水が入った器を取り出す。十分すぎる蒸留水が出来ました。
2、糖度計のピント合わせ。自分の目に合うように、明るい方向(外)に向けて、のぞく部分(接眼鏡)を左右に回しピント合わせをします。
3、基準点の補正をします。
採光板(カバー)を開き蒸留水を1,2滴付属のスポイトでプリズム面にたらし採光板を閉じる。目盛をのぞき、ラインが0%にくるよう、補正ネジを付属の小ドライバーで回し修正。
補正がすんだら、プリズム面と採光板をティッシュペーパーできれいに蒸留水を拭き取る。
4、ブルーベリーの糖度を測定する。
ブルーベリーを指で押しつぶし、そのまま果汁をプリズム板に2滴おとす。採光板を閉じ、目盛を読む。
今回測定したフクベリーの糖度は11.6%でした。通常は複数個測定し糖度を算出。
同タイプの見え方の参考写真
5、測定終了後は濡らしたティッシュペーパーでプリズム板と採光板をきれいにする。水道水で洗うのは厳禁。
来シーズンは活躍してもらいます。