インパクトでボールは潰れてフェースにくっついてから離れていくわけですが、くっついて離れる時間内でフェースアングルは変化します。
動画の中のスローモーションを見ると、クローズになるのが分かるということです。
したがって、ターゲットラインにフェースをスクェアにセットすると、ボールに接触した瞬間はスクェアですが、ボールがフェースから離れるときには、わずかながらクローズになるので左に飛び出すことになります。
数年前、有名なコーチであるブライアン・マンゼラのフォーラムでこれについて議論されていたのを読んだ記憶があります。
ドライバーの場合、インパクトの瞬間からボールが離れるまでにヘッドは反時計周りに回転することになるので、ギヤ効果が発生してボールにスライス回転を与えることになります。
つまり、ボールとの接触時にフェースがスクェアでパスもスクェアなら、やや左に飛び出すフェードになるですね。
なので、ターゲットにスクェアにセットして、左に飛び出さないようにしスライス回転を与えないようにするためには、インパクトでフェースをやや開いて軌道をインサイドアウトにして補正する代償動作が必要になってきます。
しかし、アドレスでフェースを開いておけば、代償動作は必要なくなりますね。
ドローヒッターが、ややオープンフェースのドライバーを好む理由にも触れています。
まぁ、そのようなことを説明している動画です。
フェースのセンターを外すと、違う問題が出てきます



ちなみに、インパクトの衝撃でヘッドが下に押し下げられる現象もみておくと良いですね

上から打ち込まなくても、ターフは削れて行きます。
ロングアイアンでボールのかなり手前から芝を擦っていく様子も見られますが、
フラットスポットを作るときの参考になるかと・・・・

Dプレーンと併せてクラブの特性や物理的な現象も考えて行かないと、余計な作業が必要になってきます(^^;)