昨日、4月20日「ボーイズプラネット」という韓国のオーディション番組が最終回を迎えました。

 98名のアイドル志望の少年たちが韓国及び様々な国から参加し、数々のステージバトルを経て、視聴者の投票で最後に9人が選ばれてデビューする、という番組です。

 AbemaTVで無料配信していました。

 

 かつて「プロデュース101ジャパン」と言うオーディション番組を観ていた時に、一部の視聴者の練習生に対するネット上での「誹謗中傷」に耐えられなくなりちょっと精神不安定になりました。

 「自分の好きな人をデビューさせたい」という気持ちが強くなりすぎて、他を徹底的に貶めようとするのです。

 怖いなあえーん本当に一部の人だと思うんだけど・・・そういう人は声が大きいから。

 

 また、変な風に編集されて特定の練習生が嫌われたり・・・みたいなこともよくあるみたいです。

 何が真実なのかは分かりません。

 それ以来、オーディション番組はあまり気持ちをこめて観るのはやめよう、と思っていました。

 

 「ボーイズプラネット」はたまたま第1回、2回の配信の時に仕事が休みだったので、ちょっと見てみようかなあ、という軽い気持ちで見ました。

 基本的には「字幕」で見ていました。喋ってる内容などは訳されますが、歌っている演者の名前が画面表記された時はハングルでのみ表示されます。

 そこまでは訳してくれないので、誰が誰かなかなか一致しませんでした。

 番組自体も大体1回2時間半くらいあって、見るのに根気が必要です。

 しかも、歌とダンスの激しいステージバトルを繰り広げていたかと思う最中に、ぽっと「ゆるい低予算運動会パンダ」みたいなのが差し込まれます。

 「こんなんいいから早く続きしてくれよ~~~」と思ったりするんですが、彼らの愛らしい姿を映すのも大切なのでしょう。

 

 1回、2回くらいはリアルタイムで見ていたんですが、それ以降はかなり周回遅れだったり、実は見られてない回もあります。

(期限が過ぎると有料になってしまう昇天

 

 

 しかし、最初の方のステージバトルでかなり熱くなって眠れなくなってしまったステージがありました。

 この日本人のケイタ君がセンターをやったGグループの(韓国人のKグループと多国籍チームのGグループでバトルしていた)「Kill This Love」です。

 女性グループ「BLACKPINK」の歌を全員男性がやる、ということですが何とも言えず妖艶で美しく、「これはすごい!」と何度も見入ってしまいました。

 

 このバトルで1番になったグループは「Mカ」という音楽番組に出られる、とのことでしたが、それなら間違いなくこのグループだろう、と信じて疑いませんでした。

 

 ところが・・・

 どうも、他のグループが1位だったらしい、ということを周回遅れで知りました。それが、Kグループの「Back Door」だということを知り、急いでユーチューブに上がっている画面を観ました。

 

 

ちょっと衝撃的でした・・・

特に、このセンターの人のかっこよさと言ったらありません。

本当にこの世の人なんでしょうか。

どうやらユンジョンウさんという方らしいですラブ

最初にステージに出てきた段階で、もう恋に落ちてしまいました。

今までそれほどチェックしてなかった人なんですが・・・

  

オーディション番組は色々な偶然が重なってその場1回限りのステージが行われるのですが・・・

毎回、「このままこのメンバーでデビューすればいいのに!」と思うような奇跡のステージ、メンバーの組み合わせがあります。1回限りだから尊いのは十分承知ですが。

このステージもそんな奇跡を感じました。

 

ユンジョンウ様は73位スタートでここで一気に16位まで上げたということです。

こういうのもオーディション番組の面白いところですね。急に覚醒する人が出てくる。

しかも、最初の「レベル分けテスト」では「1スター」(下から2番目のクラス)でパッとしない感じだったのに・・・

 

レベルの高い素晴らしいステージとは別に「大丈夫かしら・・・」と思うようなステージも正直あります・・・

1時間くらいの番組だったらカットされてしまいそうな・・・

ダンスの「とある振り付け」がなかなかできないで、先生に何度もやらされている子がいたり・・・

そして、その子はものすごい頑張るんだけど、結局本番でも失敗するという・・・

 

学校で教わった「努力すればなんでもできる」というのはつくづく間違いなんだなあ、と思います。

特に大人になってからは「どんなに努力してもできないことだらけ」です。

そして、こういう芸の世界は(芸の世界だけじゃないけど)、その過程に関わらず「芸の無いものは去るのみ」です。

足掻いてももがいても何にもならなかった自分の人生と重ねて辛くなりました。

 

それはともあれ、ジョンウ様です。

 

次のミッション「HOME」でもやってくれましたよ。

振り付けなどの創作もできる人なんですね。

リーダーでもあり、創造的な彼にもう夢中です。

 

私はこの楽曲はここで初めて知ったんですが、この曲の持つ愛と孤独が一気に伝わってきて泣きそうになりました。

短い演劇を見たかのような衝撃。

ジョンウ氏のダンスがめちゃめちゃかっこええ・・・

スンオン君の歌声も良かったです。

 

その後、ジョンウさんを中心に見ましたが、リーダーを務めていたチームから人数調整のため追い出されたり・・・などと辛い展開が続いてしまいました。

 

なんとかファイナルには残ったんですが・・・結果は18人中18位で終わってしまいました。

え?

みんな目が付いてるのでしょうか?

何を見てるの?

 

今回、「ペンタゴン」という有名グループのフイ君が参加したのも話題でした。

美しい高音の歌声を持つ彼は既にたくさんヒット曲も作ったりしてて、今更何でオーディションを・・・

彼の作った大ヒット曲、「ピンナリ」を初めて聞きましたが、こんな美しい曲があったのか!と衝撃でした。

天才すぎる・・・最近は毎朝聞いてます。

 

フイ君も最後の最後で結局デビュー叶わず・・・でした。

やっぱりフイ君入るとすごい曲が引き締まるし、彼が歌うとワクワクしたのですごい「必要!」と思ってたんですが・・・

17、8歳の子らの中に30歳のフイ君がいたら、すごい面白い化学反応起こりそう、と思ってたんやけど。

あんまりそういう「意外性」とかは求められへんのやろね。

 

しかし、結局、今回は最後の方はジョンウ様に「投票」までしだして・・・

客観的にクールに見ようと思っていたのに、全然できなかったです。

熱くなってしまい、結局最後は悲しくなってしまった悲しい

最終的に彼はデビュー組には入れず今回は残念ですが、違う形で出てこられるなら全力で応援したい所存です。