年度納めの式 | 白鳥まさのりのブログ

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29日、令和5年度末で退職される職員への辞令交付と年度納めの式を行いました。

 

 

今年は、定年年齢の引き上げが行われるため定年退職者はなく、自己都合による退職や任期満了の皆さんへの辞令を交付しました。

北原崇志さん、高橋寛子さんが転職等のため退職され、豊島区から2年間の派遣を終えられた石川克範さん、教育DX推進センターの荻原一嘉さんが任期を終えられました。

4人の皆さんには、それぞれのポストで頑張っていただきました。感謝です。

 

(前列左から荻原一嘉さん、高橋寛子さん、北原崇志さん、石川克範さん)

 

 

年度納めの式での発言要旨(R6.3.29)          

今年度末、職場を離れる皆さんをお送りするにあたり、一言あいさつを申し上げます。

今年度から定年延長制度が始まることから定年退職者はおりませんが、都合により本日をもちまして箕輪町を退職される皆さん、派遣期間終了により派遣元へ戻られる皆さんにおかれましては大変お疲れ様でございました。退職される北原さん、高橋さん、大変残念ではありますが、皆さんには、箕輪町職員として、町のために、それぞれの立場でご尽力をいただきました。心から感謝を申し上げます。

派遣期間を終え豊島区へ戻られる石川さんには、2年間、箕輪町職員の一員として勤務いただきました。豊島区にはない農業施策、また町の魅力発信業務に従事いただきました。石川さんの行動力には驚かされましたが、引き続き箕輪ファンとして箕輪町と豊島区の橋渡しをお願いするものです。

定年延長、役職定年制度は、時代の要請ではありますが、長い職員生活でしたので、少しゆっくりする時間も必要な面も感じますが、制度でありますので引き続き職場の一員として頑張っていただくことになります。

さて、皆様とお別れをするわけですが、行政は、常に継続、留まるわけにはいきません。残された者が、新たに新人の皆さんを迎え、町のため、町民のために頑張ってまいります。

さて、令和5年度が終わろうとしています。

ここにお集まりの皆さん、参加していただいていませんが、今も現場で働いているすべての職員の皆さんには、1年間、それぞれの立場でご苦労をいただき、大変お疲れ様でございました。まずは、御礼を申し上げます。

今年度を振り返りますと、新型コロナが5類へ変更となり、少しずつではありましたが、以前の日常生活を取り戻すことが出来ました。みのわ祭りをフルで開催することが出来、恒例の町内一周駅伝も開催することが出来ました。

一方で、新型コロナに対する感染症対策をする中で「新しい生活様式」を模索することとなり、今までの社会環境、生活環境を大きく変えてしまいました。例えば、テレワークが推進されたり、オンラインの会議が行われたり、公共交通を使わなくなったり、デジタル化の影響とはいえキャッシュレスが普及しました。地域経済にも大きな影響を与えましたし、身近なところでは冠婚葬祭のあり方も大きく変化しました。

新型コロナや物価高騰によって強く感じることは、こうした価値観や環境の変化に合わせた筋の通った町政運営をしなければいけないことに併せて、住民の皆さんの不安や苦しみに寄り添えるか、こども、高齢者、障がい者、外国人、生活困窮者など弱い立場の人にしっかりサポートできるかどうかが行政の役割であると、改めて認識したところであります。その中では、やむを得ない面もありましたが、厳しい財政下にあって給付型行政のあり方も見直しが必要と考えています。

また、昨年も夏の猛暑など天候不順を感じたところですが、今年、新年早々の能登半島地震には、改めて地震列島日本を目の当たりにすることになりました。

この地震では、厳しい寒さの中で避難生活を送っている方、主要道路が寸断されたり、上下水道が利用できなくなり、復旧が進まないことなどが伝えられています。私どもの町に置き換えたときに、災害への備えが十分か、万が一被災した時の対策、対応は十分にできるかどうか、改めて見直しをする必要があると感じております。

人口減少や避けることのできない高齢化、行政の仕事の仕方すら大きく変えているデジタル化、ゼロカーボンなど、様々な課題に対応していただきました。時間の関係で個別の施策には触れることができませんが、来年度への課題、期待を持って、令和6年度を迎えたいと思います。

最後に、改めて、退職される皆さん、派遣元へ戻る皆さん、1年間頑張っていただいた職員の皆さんに感謝申し上げ、挨拶とします。