国立社会保障・人口問題研究所が2050年の地域別人口推計を公表。 | 白鳥まさのりのブログ

白鳥まさのりのブログ

白鳥まさのり公式ブログ

厚労省の国立社会保障・人口問題研究所が2050年までの地域別の推計人口を公表した。

 

箕輪町は、2050年1万9588人と推計。

前回発表より減少幅縮小。

 

 

初めて2050年の人口推計が発表されました。

今回、2050年までの都道府県別、市町村別が試算公表されたもの。

 

驚く数字が並んでいます。


前回5年前の推計に比べると、大都市圏を中心に人口減少のペースが緩やかになっているようです。

人口対策の効果がでたものかどうかは不明。

大都市圏以外の多くの地域では65歳以上の人口が減少に転じ、市区町村別では7割の自治体で65歳以上の人口が減ると推計。

今後、地方では、高齢者も減少し、人口減少のペースが地域によって差が出てくることに。

 

 

●都道府県別(2020➡2050)(減少率)

 

全国  1億2614.6万人➡1億468.6万人(17.0)

長野県  204.8万人➡158.2万人(22.8)

東京都  1404.8万人➡1439.9万人(2.5増)

 ~

青森県  123.8万人➡75.5万人(39.0)

秋田県  96.0万人➡56.0万人(41.6)

 

※東北、四国などで減少率が大きい。

秋田県は、40%超え。最小人口は、鳥取の40万6千人。

東京都が唯一2.5%の増加。

長野県は、158.2万人、減少率は大きい方から27番目。

 

 

●上伊那の状況(2020➡2035推計➡2050推計)

 

伊那市    66125   ➡ 57920   ➡ 50175(75.9)

駒ヶ根    32202   ➡ 28816   ➡ 25286(78.5)

辰野町    18555   ➡ 14828   ➡ 11518(62.1)

箕輪町    24989   ➡ 22502   ➡ 19588(78.4)

飯島町      9004   ➡  7347   ➡   5734(63.7)

南箕輪    15797   ➡ 16464   ➡ 15882(100.5)

中川村      4651   ➡  3890   ➡   3188(68.5)

宮田村      8569   ➡  7603   ➡   6672(77.9)

 

 

※県内の13市町村で5割以上の減。

南箕輪村が県内唯一の人口増加。さすがに減少に転じる模様。

箕輪町は、前回に比べ減少幅が縮小しています。

このところ減少幅が大きく心配も。

人口ビジョンの見直しが必要か。

少子化対策、移住定住対策を更に。

もう少し、減少に歯止めをかけねば。

町の人口分析は次回に。

 

※箕輪町の推計を5年ごとに見ると

2020年を100とした人口指数。

2020年 24989人(100)

2025年 24315人(97.3)

2030年 23433人(93.8)

2035年 22502人(90.0)

2040年 21533人(86.2)

2045年 20573人(82.3)

2050年 19588人(78.4)

 

 

(有識者のコメント)

日本総研の藤波匠上席主任研究員のコメントでは、

・東京など大都市では人口が維持され、一方、地方では人口が激しく減少する両極端の推計になっている。

・人口減少のペースが早い地域は、これまで使っていたインフラや公共交通機関が過剰なサービスにならないか、人口規模に見合うよう見直すきっかけにしていくべき。

・高齢者を中心に地方で暮らす人の生活の質が落ちないようにすることが課題。

・地方の人口減少を止めるためには企業の役割が重要。

・新たな投資を行って地域で事業を継続、発展させ、雇用を生みだしていくことが必要。

・特に、今は女性の東京への流入が多く、想定以上に子どもが減る地域が出てくる。

・女性の雇用をどう生み出していくか地域で問題意識を共有、行政も民間企業も地域全体で考え、対応していくことが必要。