防災講演会 地域コミュニティの力で災害に備える  台風19号災害から。 | 白鳥まさのりのブログ

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16日、令和2年度の「防災講演会」を開催しました。

 

 

今回は、残念なことにコロナの感染拡大状況を踏まえ、当日は、聴講なしで講演の収録を行いました。

これから編集を行い、後日Youtubeで動画配信するほか,各区への配信も予定されています。

講師には、申し訳ありませんでしたが、聴衆がいない中で講演となりました。

 

 

今回の講師には、令和元年10月の19号台風で大きな被害を受けた長野市長沼地区の区長で自治協議会長を務めていた柳見沢宏さんをお迎えし、経験談等をお聞きしたもの。

題して、「~~長沼は継承されながら、のみ込まれた~~」

水に対する恐れを継承してきた長沼に災害が起きた。

 

柳見沢さんのお立場から、大災害が起きた時の地域コミュニティの課題、行政との連携策、災害への備えの必要性、災害時の対応策などについて話されました。

 

 

柳見沢さんは、現在長沼地区の復興対策企画委員会の委員長を務められ、地域の復興やコミュニティの再生に取り組んでいらっしゃいます。

私たちは、千曲川の決壊のニュースを見て災害の怖さを再認識しました。

しかし、我が町が大きな被害を受けなかったがゆえに危機感が薄い面もあります。

講演により、いつ起きるかわからない災害への備えや地域コミュニティの大切さを学ぶ機会になります。

町民の皆さん、関係の皆さん、また新たに任に就かれる区の役員の皆さんには、講演内容を是非ご覧いただきたいと思います。

 
 
動画配信のため伊那CATV で撮影を行いました。
 
柳見沢さんは、元校長先生。
箕輪町教育委員会にも小池教育長をはじめ多くの同僚諸氏がおりお忙しいところを講師を引き受けていただきました。感謝です。
 
 
講演内容から一部を申し上げると、
 
・長沼は、昭和58年災害の越水の教訓があったが、それを超える規模だった。
・地区避難ルールブックが役に立った。
・本部の立ち上げは早かった。
・行政(市や県)との食い違いが大きかった。道路、ごみなど。
行政は現場を知らず平常時の感覚でやっている。
非常時の組織が考えられていない。
・ボランティア ONENAGANOの立ち上げが大きかった。
・住民が災害時の状況などの情報を共有化していたとは言えない。
・復興には時間がかかることから、新設の委員会ができた。
。住民の意見は様々、バラバラ。
・今後の長沼を考えるワークショップを開催していく。
・災害がトラウマの者もいる。出て行く者も皆な仲間。
・魅力ある長沼を創っていく。
 
 
国交省がしているパネルを紹介してくれました。