新規採用職員を迎え令和2年度が始まりました。 | 白鳥まさのりのブログ

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(報告が遅れました。)

 

4月1日、新規採用職員、派遣職員を迎え、また、定期異動による発令を行い令和2年度の業務が始まりました。

 

 

今年は、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、極めて簡略なものになりました。

今回は、時間の関係で言いたいことの全部をお話しできませんでしたが。

原稿としていたものを参考にお読みください。

新人を迎えてスタートできたことが何よりでした。

 

 

7人の新人を迎えました。

彼らから緊張感が伝わってきました。

役場で過ごす、これからの40年後はどうなっているのかなあ。

 

我々の40年とは違ったものになるのか。

右肩下がり、縮小の時代の行政とは。

公共のあり方が変わるのかもしれない。

自治体の姿がどうなるか、本当に見当もつきません。

 

 

 

 

(あいさつ原稿より)

 

令和2年度のスタートに当たり、職員の皆さんに一言、あいさつを申し上げます。

ただいま、それぞれの皆さんに人事通知書を交付いたしました。

新型コロナの関係で、課長、保育園長以上、新規採用、派遣受け入れ職員のみの出席とさせていただきました。人事通知書は、それぞれ、各課長さんから交付をお願いします。

令和2年、新しい年度を迎え、職員一人一人が、新たな気持で仕事に取り組んでいただくものと思います。世界中が新型コロナ問題で苦しんでいますので、年度の区切りと言われても晴れ晴れとした気持ちになることはできません。

そうは言っても、1年の始まり、昨年の成果を「数字」などで客観的に確認の上、本年度のスタートを切ってほしいと思います。異動などにより新たな業務につく方は、表面的な引継ぎでなく、今までの流れ、課題、町政における位置づけなどをしっかり確認する機会にしてほしいと思います。

本日は、あまり長くお話しすることは良くないようですので、

まずは、町の基本であります「第5次振興計画」もいよいよ中間年、5年目に入ります。多くを変えるつもりはありませんが、折り返しでありますので、改めて、箕輪町の将来像を共有し、今まで、成果が上がったのか、住民満足度は上がったのか、人口減少に歯止めをかける施策になったかなどの検証作業を行いますので、ご協力をお願いします。

(本日現在の住基台帳人口)

人口減少という大きな時代の変化の中にあって、冷静に見ると、「そこまでやるか」という事業が他の自治体も含めて散見されますが、1年遅れると大きな損失を招く、「1年が勝負」という面と、丁寧に慎重に物事を進めることが大事という面のどちらに重きを置くか、迷うことが多くなっています。

このところの状況を見ますと、打つべき手は1日でも早くやらないと意味がない、効果が出ないと考えた方が良さそうです。

また、長年、みんなで培ってきたものを見直すのは勇気もいるし、痛みも伴いますが、決断し、何としても反対があっても、やり切るということが必要かと思っています。

昨年度、制定をした2本の健康に係る条例は、これからの急激な高齢化時代を見据えたものであって、いよいよ具体的に取り組むことになります。健康を人の健康だけでなく地域の健康も定義の中に入れたわけですが、単に病院があるとか、医師数が多いとか少ないとかだけが問題ではなく、教育、環境、経済などの水準が高いほど健康水準が高くなるということを念頭に置いたものです。第一義的には、高齢になることをリスクに感じない町になることですが、例えば、町の中の歩きやすさとか緑の多さ、治安の良さ、教育環境の良さ、健全な生活ができる経済水準の向上などが健康な町になるとして、健康をキーワードに施策を進めていきたいと思っています。

もう一つ、

昨年の地震、台風などを見ていますと、災害がいつ起きるかわかりません。

「明日は我が身」というより、「今日あるんだ。」という緊張感をもって備えていく必要があります。どのポジションでも、いざという時に対応できる力をつけていかねばと感じています。

更には、

見直した人口ビジョンについては、説明する機会を設けてもらいますが、この5年間、地方創生に取り組んできて、上手くいったこと、いかなかったこと、色々ありますが、アンケート結果などあまり悪い数字が並んでいないので安堵している面もありますが、結局のところ、若者や女性が住むことを敬遠する地域にUターンや子育て世代の移住はないということ。若者や女性が活躍できる環境を整えることが地域の将来にとって最も重要と言わざろう得ないかと思っています。

職員としてのあり方、仕事の進め方など申し上げたいことはありますが、他の機会に譲ることにします。

 

さて、新規採用職員の皆さん、皆さんの入庁を心から歓迎し、一言、申し上げます。

皆さんは、町役場の一員となりました。若干、不安もあるでしょうが、公務員として、町のため、世の中のためになる仕事がしたいと希望、期待にあふれているかと思います。

「公の仕事」は、地味な仕事、縁の下の仕事がほとんどですが、皆さんの責任感や、やる気が、町民の皆さんの暮らしを支え、将来に向かって町をより良くしていく、まさに、箕輪町を動かしていくことになります。

同じ公務員でも、国や県の職員は、直接住民の声を聴く機会が少ないわけですが、役場では、毎日、町民の皆さんと対話をすることになります。

箕輪町の中をとことん歩いて、自分の目で見て、町民の声を聞いてこの地域にどういう課題があるのかをつかんでほしいと思います。

そして今日から、新人とはいえ、一人前の仕事が与えられます。その仕事は、町内でほかに誰もやっていません。独占的で競争相手がいないのです。よく「役所仕事だから」と言われることがありますが、良くも悪くも町民に見られて評価されていくことになります。

そんな中、小さな組織ですから、少しすれば、係長や課長を説き伏せてでも責任を持って仕事をすることになります。職場での仕事を通じて力を蓄えてほしいと思います。

もう一つは、町職員は町の顔でもあり、誰よりも地域づくりのノウハウを持った皆さんです。職場の仲間との活動、地域での活動、消防団やその他のボランティア活動など、いかに地域に出ていくことができるか、それらは、当たり前のことですし、役場の存在意義を高めることにもつながります。皆さんは、単なるサラリーマンではありません。今年は、地域へ出やすい仕組み、営利企業の従事制限、時差出勤など制度の整備も必要かと。

当面は、何もかも未経験で、職場で座っているだけでも疲れますから、まずは慣れることから始めましょう。

職員全体の力を合わせて、元気な町づくりに取り組んでいきます。全職員のご協力をお願いして挨拶とさせていただきます。