今年も町内各地で小正月行事が行われています。
五穀豊穣や家内安全を願う「ほんだれ様」が区の公民館や住宅の玄関先に飾られます。
町内西部にある下古田公民館では、公民館行事として今年もほんだれ様が作られました。
こうした古い習わし、習俗が地域で受け継がれてほしいものです。
公民館前に、丸太を束ねた土台にソヨギなどを挿して、「ほんだれ様」をお迎えします。
あわ穂、ひえ穂に見立てた棒や繭玉が枝についています。
色とりどりの繭玉です。
ぬるでの木を使い半分を皮を切って飾りつけます。
皮をむいてあるのは、アワの穂に見立てたもの。皮をむかないのは、ヒエの穂に見立てたもの。
こちらは、富田の向山さんの玄関先です。
お酒も農具も備えられます。
こちらは、北小河内の漆戸常会の大文字(だいもんじ)です。
地区内の辻に長さ10メートルほどの大文字が建てられました。
手づくりの花飾りや松などが飾られています。
飾りは、後日縁起物として各家庭に持ち帰るということです。

水害に悩まされた住民が氾濫を鎮めるために始めた町の無形民俗文化財です。
今では、災害もなく五穀豊穣をお願いするものです。
寒風の吹く青空の日にしっかりと建てられています。