12日、昭和42年に亡くなった箕輪町が生んだ芸術家「藤沢古實に学ぶ会」が発足しました。
没後50年の今年、改めて藤沢古實を見直そう、学び直そうという取り組みです。
藤沢古實さんは、「箕輪町の歌」の作詞家、歌人でもあり彫刻家でもあります。
町内で教鞭をとっていたこともあり、教え子の皆さんもいらっしゃいます。
短歌の会の皆さんも、自宅のあったお大出の皆さんもいらっしゃいました。
小中学校の校歌の作詞者でもありみんなが知っています。
そうはいっても、本日の総会、50人を超える皆さんが出席です。驚きです。
皆さんの学ぶ意欲に刺激を受けます。これから2か月に1回ほど勉強していくということです。
さて、総会に併せて、第一回藤沢古實短歌賞」の表彰が行われました。
入選作には、箕輪吟詠会による吟詠がありました。
【入賞作品】
古實作「若もの」の像を庭に建て児らを待ちし日忘るるは無し(堀米好美)
たらちねの母が縫いたる白木綿肌身に着けて浄瑠璃を語る(柴登巳夫)
穏やかなたわみをなして谷越えの送電線は屋根から屋根へ(北島すみゑ)
村一つ沈め静もるもみじ湖は吾らの使う水を湛えへぬ(中村仁)
兎も角も楽しみて来し歌の道なを続けゆく老いを忘れて(藤沢清能)
ふるさとの美しき山河に身を委ね仏師の如く生きし古實大人(小林勝幸)
驚くほどの参加者でした。
藤澤古實の生涯と芸術」と題して、小口恵子先生による講演がありました。
さすが、「藤沢古實」の著者、その一生をお話しされました。
(年表)
藤澤古實さんについては、皆さんが勉強してほしいですね。
もう少し、文化や歴史に予算措置をしなければと。
(参考)
●伊那谷の生んだ芸術家たち 箕輪町編でも紹介されました。
http://ameblo.jp/shiroshiro488/entry-12225500553.html