箕輪町木下区では、毎年11月9日に山の神の例大祭が行われます。
この地に伝わる山の神信仰に基づく行事です。
本年も秋も深まった9日に厳粛に神事が執り行われました。
五穀豊穣とともに、区の1年間の安寧の御礼をするといったところでしょうか。
木下区は、天竜川沿いから段丘を経て一の宮地籍、里山から山林へと上がっていきます。
ここから山へ入る格好の場所、一の宮地籍の上段に石碑が建ち、祀ってあります。
山の神様は、春から秋にかけては、田の神として里にあって百姓を守り、農作業が一段落すると山の神になって山へ帰り、山を守るというものです。
山の神というと、最近ではマレットゴルフ場が憩いの場だが、やはりこちらを忘れてはいけない。
木下区民を守ってくれている社である。
今回の祭礼では、神官さんから神様のいわれについても教えてただきました。
木花開耶姫命(このはなさくやひめのみこと)の碑の裏側に刻まれています。
山の神から見える南アルプス。絶景です。



