先日、福島県磐梯町の「旅する」副町長、菅原直敏さんよる講演会が役場で行われました。
題して、
「脱デジタル宣言
~「旅する」副町長による働き方を再デザインする磐梯町の挑戦~」。
◆磐梯町
福島県耶麻郡にある人口3100人の町(2024年6月)。
会津地方の中心部にある。
町長は、佐藤淳一氏(2期目)磐梯リゾート開発、星野リゾート出身。
小規模自治体ながらDXの積極的な取り組みは有名。
デジタル技術を活用して町の改革を推進している。
2020年には、デジタル変革戦略室を設置
ペーパーレス化、オンライン議会、外部企業との連携協定などを実施。
2023年、日本DX大賞受賞。
◆「旅する」副町長、菅原直敏さん
2019年から磐梯町最高デジタル責任者、
2024年4月から磐梯町副町長。
神奈川県大和市議、(1期)、神奈川県議(4期)の経験あり。
複数の自治体のDXアドバイザーを務める。
磐梯町は、人口減少が続く中、減少に歯止めをかけ魅力的な町づくりのためデジタルを活用、
講演の中では、磐梯町は、昨年、4年間、DX施策を担ったデジタル変革戦略室を発展的に解消、廃止。
話の中に、DXは目的ではなく「手段」に過ぎないという言葉がよく出てきました。
手段は、時限的であるべき、組織を解消できるフェーズに来たということ。
具体的には、
〇組織の変更
今までの、1副町長、8課(含む2室)12係
➡
2副町長、5課、12係へ
〇幸せ・まちづくりの再デザイン
町民との対話の実践。
〇行政経営基盤の構築
職員が自分らしくやりがいを持てる働き方の実現。
〇外部人材の活用
〇行政経営の効率化、自動化
行政経営の最終は、トップマネジメントの問題。
理事者はビジョンを示し、戦略、戦術に落とし込む。
旅する副町長からお土産をいただきました。ありがとうございました。
(感想)
・時間の関係で講演を全部聞くことができませんでしたが、職員にとっては刺激的な内容かと。
・確かに現在の行政経営には攻めの人材が必要。
役所にリソースも人材不足なのは事実。外部人材の登用もあり。
・組織の作り方としては、トップダウンすぎるかと。
・事業成果、評価を注目していきたい。