息子が熱で、またもや仕事を休んだ。
なぜ働くのか。
保育園は働いてないと預けれないから。
私は預けられたかったから。
息子が望んでない。
私が欲しかったものを子どもに与える。
私の母親は育児ができなかった。
出来ないことを認められなかったのか、子ども4人を放置した。
私は、私は。子ども時代をどう過ごした記憶がない。
ただ、育てられたかった、大人に育てられたかった。その想いだけが残った。
私は、今。今。
母親の苦しみがまだわたしを。
子どもを、こんなわたしが一人で育ててはいけない。
その呪縛が支配する。
子どもを保育園に入れたい。
そのために働きに出た。
夫も義母も反対。
何度も戦い、戦い抜いて息子を保育園に入れた。
娘も息子も病気がち。
息子は命に関わる後遺症を残した。
全てはわたしの呪いのせい。
子どもたちが唄う
「わたしはひかりのこ」
わたしは子どもたちに教わった
この一瞬を輝かすこと
過去も未来も考えてはいけない
私たちは今しか生きられない
今を、今を生きよ
子どもにとってのベストを考え
私の人生を見て
私はわたしでしかない
この世に痛い存在でもなく、キモい存在でもなく、人の病原菌でもなく、
私はわたしとしてしか生きられない
私はあのひかりの子と、今一瞬を輝いて生きたい