映画『Michael / マイケル』 | music/cine note N

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 製作発表時からとても楽しみにしていた『Michael / マイケル』を観てきた。『ボヘミアン・ラプソディ』の製作陣が『ホイットニー I WANNA DANCE WITH SOMEBODY』のとき同様に関わっているらしいけれど、ライブの臨場感はもちろん、時系列や話の持っていき方も含めて、作り的にはなんとなくその2作を踏襲してる感じ。

 今回は家父長制丸出しの横暴な父親の呪縛からマイケルが自分の実力で逃れるまでの物語がメインであるし、マイケルを実際に知る世代もそうでない世代にとっても、魅せたい/見たいマイケル像が描かれていたように思う。ってか、公認はもちろんのこと製作にも名前を連ねるジャクソン家お墨付きのストーリー展開で、ああまで描かれる父親ってよっぽどじゃね?とか思ったり。マイケルを演じるジャファーのおじいちゃんでもあるわけでしょ…?ねえ…。
 マイケルの私生活の描き方について踏み込みが足りない云々みたいな批評も散見するけれど、なぜか登場しないジャネットはともかく、ジャクソン家の総意を反映したならばギリギリ?というあたりまでは今回「ある程度」ふれられていたようには自分は思った(そんなに詳しく知っているわけじゃないけど)。きちんと描くべき、ムキー!!って人は、現在ネトフリ公開中の法廷ドキュメンタリーを観ればよいのでは。本人の歌とダンスだってYouTubeにあるだろっムッキーってのは言いっこなしで、はい。とはいえ、本作の続きがあることはクレジットにもでてくるので、どんな展開になるのかちょっと怖いかも。

ちなみに字幕翻訳を担当された風間さんはその辺このように書いている。

 


 だけど本作の見所と言えば、なによりもライブステージや「スリラー」一連のMVシーンの再現っぷり。これはひいき目抜きで抜群に素晴らしかった。歌も踊りも、そしてMTVの時代にばっちり適合したメガスターのマイケルだけあって、その辺はうまく持って行きやすいのかもしれないけれど、それを見事なまでに再現してみせてくれたジャファーあってのものだろう。それだけでも観る価値はあると思うし、しっかり音のいい劇場で観ることをおすすめします。
あ、ジェニファー・バトゥン役は出てきたけど、エディ役が出てこなかったのはちょっと残念だったかな。あと、キリンまで飼っていたのは知らなかった。ビックリです。