くしゃくしゃ、と落ち葉を踏む音。
落ち葉の数も増え、
めっきり冬の装いになってきている。
今朝の空を見ると、
冬の足音が聞こえてきそうだ。
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さて、
最近よく思うことがある。
Artificial intelligence (人工知能)のことだ。
国産AIが囲碁の名誉名人に勝利した。
とか、
大手監査法人でAIを利用して
不正会計を見つけ出す。
とか、
AIが描いた動画、
AIが運転する車、
AIがする顧客対応、
どの分野でもAIという単語が出てくる。
この方向性は変わらないだろう。
ロボット三原則さえ無い中で、
ヒトはAIとの共存に進んでいく。
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先日、
ある居酒屋で気になった。
居酒屋にあるタッチパネルのメニュー、
ヒトの注文を取るという作業を減らす。
あのタッチパネルは、
床にしばらく置くと、
「充電器に戻してください」
「充電器に戻してください」と言う。
仕方なく戻すのだが、
よくよく考えると、
ヒトの労働を減らすはずのモノに
指図されて、
労働を提供しているのではないか。
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AIはいずれ利口になる。
ヒトと争うよりも共存を選択して
くれるだろうと期待しているが、
我々が知らないうちに
使役させられてしまうかもしれない。
すでに、
パソコンが無ければ仕事にならない。
インターネットが無ければ仕事にならない。
不具合があると直さなければならない。
出てくる変なメッセージに右往左往する。
昭和のテレビみたいに
横をバンバン叩けば直るものではない。
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もうすでに、
我々はロボットに
支配されているのかもしれない。
ほら、
だって、そこの手の中にあるモノ、
手放せないでしょう。