アンニュイ美女Tさんと、GWに逢う約束をしていたのですが、前半は私が咽頭炎。
後半、ようやく回復してきたぞとお誘いをかけたタイミングでTさんが調子を崩し。
 
この春から新しい挑戦を始めて、キャパオーバーしちゃったのね。
ちょっとした言葉から、
「調子崩してる?」って聞いたら、「さすが夏太郎さん!」って苦笑。
 
黄砂やら気温やら、新環境やら、やられがちなのが春ですからねぇ。
 
弱り気味のTさんから、ポツリポツリと、心労の原因となった出来事や、「私、実はこんな一面があって…」な話が。
 

 

 

思い出すな、これ。
 
わざわざ言わなきゃバレない、ご自身のカッコ悪い一面や困り事。
かわいい笑い話で済ませられるレベルから、かなりヘビーなのまで、Tさんだけじゃなく、Yちゃんもよく打ち明けてくれます。
もっと遡れば、元彼、他のお友達もそんな風に接してくれる人が、なぜか多い。
あ、S課長もか。
 
Tさんには、育った環境の影響ってあるし、それをしなくちゃ自分を守れない時もあったよね?
そこが原因で失敗したなって今思うことがあるなら、これから一緒に過ごしていく人にはしなければいいし、Tさんを暴走させる要素がない相手を選べば、大丈夫だよ。
そんな返信をしました。
なぜか私はよく、打ち明けにくい話をされがちなんだよねぇ、と一緒に。
 
「夏太郎さんに負担かけないようにしなきゃ。」ってあせってましたが、その気づかいができている時点で大丈夫だから。
ちょっとだけ背中を押せば、セルフで自分を労って回復させる力を持ってる人ですから。
私だって、この前支えてもらったしね。
 
 
さて、去年からGWの年スケに組み込まれたお墓参り。
行ってきましたよ。
 
お供えは、前日に街へ出かけて仕入れてきました。
元母のように、あれもこれもと全てデパ地下で高級品を買い揃えることはできませんが、私は私のできる範囲でしようと決めています。
 
高杯に乗せるお菓子だけは、見映えのいいきれいな包装の和菓子。菖蒲の花をかたどったこれにしました。
 
後は、ノースマン、紙パックのオレンジジュース、苺、アーモンドピーク。

 

 
お供えを選ぶ時、新製品は避けてます。
「ナニコレ知らないやつなんだけど。」って、故人を困惑させないようにね。
ノースマンならいろんな味がありますが、故人が知っているのはベーシックなつぶ餡のだけ。
パッケージ変わったけど、大丈夫かなぁ。
 
アーモンドピークは、前身のグリコアーモンドチョコレートが好きだったのですが、我慢してもらいましょう。
 
供花以外、食べ物飲み物は全て持ち帰りにルール変更されてましたので、連れて帰ってきましたよ。
お供えをいただくと長生きすると、祖父の葬儀の時にお寺の職員さんから教えてもらいましたが、たぶん私、両家の親族中ぶっちぎりナンバーワンでお供えかっ食らってる笑。
どんだけ長生きするつもり?
 
 
ウチは納骨堂なのですが、今回初めての光景に出くわしました。
個別の扉に貼り紙が何ヵ所かあり、チラリと読んでみると、年間管理費未納で、○月○日までに申し出がなければ、無縁仏として撤去しますって。
軽く差し押さえ状態汗。
 
こども食堂なんてものができてきた昨今、お墓にまで費用を回せない方。先代は支払い能力があっても、世代交代したら経済状況が変わってたり。
私がぶち当たったばかりの、結婚しない、子供がいない人生を送る方も増え、本当に跡継ぎが絶滅しているケース。
時代の流れを、こんな場所で実感しました。
 
ウチは貼り紙はなかったので、とりあえず管理費は納めているようです。
が、またもや誰も来た形跡ないぞー。
足りなくなったマッチや蝋燭、私しか補充した痕跡ないわ。
もう、4月の命日前後は誰かにはち合わせるからとか、一切気にしなくていいってこと?
 
いわゆる仏花の、あのどぎつい赤・黄・紫・白のチンドン屋カラー菊のセンスのなさが嫌で、私は洋花を入れて選んでいます。
洋花のミニブーケをベースに、ボリュームと色を3~4つ足す。一応供花なので菊は入れてますが、このまん丸のピンポンマムが好きなんです。(私がね。故人はどうなんでしょ?)
スプレー菊はオレンジと迷って、シンプルに白にしました。
納骨堂の花立てに生けたのは、もっといいカンジにまとまっているのですが、あの場で写真撮る度胸はない笑。
 
人と比べる、競争する意識は、ほぼなくなりましたが、この供花だけはよそ様のを見ては(よっしゃ。ウチのはセンスいい!)と、毎回自画自賛でニヤニヤご満悦。
15年もたつのに今でも、お花屋さんで30分はうなって選んでますからねぇ。
 
報告事項が多く、いつもよりは長く滞在してました。
お線香、半分に折って手向けるのですが、初めて燃焼させ切った。
 
スーッと泣いていたので、自分でわからないくらいにいっぱいいっぱいだったんだなぁと気づいたり。
悪い報告だけじゃどうかと、出張でスキルアップしたよーとか。
 
手術、どうするかねぇ?って問い掛けても、まぁ答えはくれない。
そうでした、重大案件には、絶対に答えはくれないか、それはなくない?なろくでもない答えしか持ってこないのが、私の生家です。
はいはい、自分で考えて決めますって。
 
お墓参り、あと何回行けるかな。
そう遠くない未来、あの家の当主とやらが、好き勝手するでしょうから。
今の納骨堂を出して、生家とは縁もゆかりもない内地の自分の居住地へ移すとか、当主の思惑通り霊園に墓石たてちゃうとか。
札幌のルール上、当主が市内の合同塚へ親を納骨することはできません。(納骨手続き実行者は、市内在住の条件があるのです。)
 
あるうちは、ほどほどの距離感で行こう。