ぼくの姉キはパイロット、全部見終えました。
当時は見ていたはずなのですが、フンワリとしか記憶がなくって。
なんか、予想外にいいお話でした。
そして4人が俳優さん。
初々しい、かわいい、健ちゃん(ここはあえていつもの呼び方『健一さん』じゃない)&耕陽くん。
健ちゃんは10代の男の子特有の繊細さを演じるのが、ロックよ、静かに流れよでも本当に上手でした。
和也さんの演技力がすばらし過ぎるのは当時から気づいていましたが、昭次くんが『目でお芝居する』ことを今、初めて知りました。
昭次くんだけが4人の中でただひとり、ミュージシャン志望でしたが、俳優さんとしても才能あったんだよねぇ。
ここも堂本の剛くんと一緒!
10代で挫折して、そこから自分の将来を探っていく。
周りの大人達は、過保護にはせずに、でもスッとさりげなく手を差しのべていて。
意地をはってみたり、なんだかうまくかみあわない恋愛。(生徒サイド、大人サイド両方ね)
リアタイで見ていた中学生の頃には知らなかった経験がある今だからこそ、全員の気持ちがわかりすぎて、泣かされましたよ。
あの当時、現実世界でも自分の居場所を探していた4人だったから演じられた役なんでしょうね。
ジャニーズの落ちこぼれなんてキャッチフレーズで苦笑、まぁ態度も悪くて、自分達でも『不良』だったって言ってますが、お勉強ができるの方じゃない頭の良さを持っていたんだなぁって思います。
和也さんの事務所入りのきっかけが、「勉強もスポーツもパッとしない自分が、どうしたら生きていけるか」を15歳で考えて出した結論だったそうです。
たのきんとかが大好きで、この道へ進もうって。
当時はまだ、お顔がかわいいのが大前提の事務所でしたから、オーディション落とされたのに、しぶとくレッスンに通った根性もすごいわな。
「落ちたのに、なんで今センターでMC回してんの?」ってメンバーにいじられてるけど笑。
今や、派手さはなくても堅実に役者さんとして生き延びているもの。
トークも歌も上手で、実はメンバーで一番多才。
ドラマ内では、主題歌以外はスタレビが使われているのですが、ラストシーンが夢伝説だったの、知りませんでした。
あぁ、私この曲、聞いたことあったんだな。
…で思い出した、20代の記憶。
札幌と茨城で、遠距離恋愛した3年半のこと。
このタイミングでフォロワーさんが、思い出のある地の旅日記をあげていた偶然も重なりました、不思議。
恋愛に限らず、人との関わりって、思いやり8割と価値観2割かなぁと、最近思うんです。
自分のこうしたい、こう思うを、相手が嫌がってるのに押し通しはしたくないでしょ?
嫌がるのが相手の譲れない2割なら、8割の思いやりで引き下がれることって多いし。
知らせなくてできることなら知られないよう決行する、あえて口にしないのも、手段は違うけれど、相手を不快にさせない思いやり。
わかりにくいから具体例をあげると、私はパートナーがいても異性の友達は別枠アリなんです。
絶対に面倒ごとにならない、同性と変わらない『お友達』。
若い頃は「私はこういう価値観なんだから!」で、全部オープンにして、全部受け入れてよ、だったんですよねぇ笑。
人によっては、一切認めないとか、口ではOK出しながらも疑ってきたりとか、やれソイツに会わせろとか、全然OKとか、様々でした。
軽く振って様子を見て、OK以外は隠れて交流してましたよ。
でも、全部相手に合わせるのがいいわけでは決してなくて。
自分の2割の譲れない主張も持っていたいし、ここだけはズレてないのも大事だなぁって。
私は、仕事に真摯に向き合えない人、お金・生活・健康等、自分を律して生きられない人とは合わないんです。
思いやりは、経験と、どれだけ世の中に目を向けてきたかで作られていくものでしょうね。
経験がなくても、想像力を働かせたら、寄り添うことはできるから。
遠距離の元彼からは、生涯忘れられない言葉の暴力を受けたと、私は思っています。
でもそれは、彼に決して悪気があったのではなく、あまりに世間知らずだった。
彼の思い描く理想は、私には幼稚な夢物語でしたし。
そして自己管理の甘さから、お別れした後にとある事件を巻き起こしてしまったのを知り、離れてよかったって思いました。
2割のズレがここ。
私から離れた人って、元家族、元友人含め、全部このパターンだ。
でも、過去の人付き合い全否定からは抜け出せました。
全員ではないけれど、悪意はなかったケースもあったことに気づけたから。
あの頃、あんなことがあった時に寄り添ってくれた事実は、間違いなく好意だったんだろうなって。
人って、いい意味でも悪い意味でも変わりますから。この年齢でも、もっと上でもね。
その人からの学びが終わった時、魂のレベルに差が出てきた時、縁が薄くなるっていう説も、今なら理解できるのです。