大したものなど買っていないし、
かなり自制して買い物をしているはずなのに、
持って帰るスーツケースのひとつはするするっと
23kgになってしまった。
冷蔵庫にあるチーズ類はざっと計ったら約5キロで、
2個目のスーツケースもこれでほぼ限界の予想。
ジュリーのDVDもぬまじりよしみ先生のまんがも、
古典落語の文庫本も、全然まったく入れてないのにーーー!
というわけで、11月に来日する子グマ兄が持ってくる予定の
スーツケースひとつに、本とDVDをがっつり入れて23kgにし、
「これ持って来て」と頼んだ。
そして、もしも、もうひとつのスーツケースにも空きが出たら
これらを入れてくるべし、という小さな山も作った。
どうせ子グマ兄が来る時にはスーツケースはほぼカラなのだ。
帰りにはぱんぱんになるけれど。
そして私は今回、追加の料金を払って、白クマの母カレの絵の
一番大きいやつを持って帰ると決めたのだ。
ダンボール箱を駆使して、なんとか梱包。
無事に持ち帰れるだろうか。どきどき。
今回の滞在はわずか2週間で、家中の片付けも掃除も、
片っ端からやりたくなる気持ちをぐっと、ぐぐっと、
ぐぐぐうっと抑えてスルーしている。
自分が寝る場所と、ラップトップ類を置いている
小さなテーブルと、キッチンの流しまわりのカウンターだけは、
がまんならずに最低限の掃除をした。
私は何が嫌いって汚れた冷蔵庫と電子レンジほど
嫌いなものはない。
食べ物が入る場所であるからだが、何かが垂れていたり、
カスが落ちていたり、野菜から落ちる葉の一部などが棚や
引き出しの底にあるのも虫唾が走る。
自分が潔癖症だと思ったことはないし、
他の場所は埃がたまっていて「そうじしなきゃな~」と
思いつつ、先延ばし。
しかし、電子レンジは一度使うごとに庫内を拭きあげる。
次に使う時に少しでも汚れがあったら、
マグカップひとつ入れるにも躊躇してしまう。
そういう意味では、雄グマ家の電子レンジは
「クマ妻阿鼻叫喚レベル」に達しているのだが、
もうあきらめようと決めた。
他の色々な整理整頓にしても、私にとっては合理的な
配置であれど、雄グマ達の思考回路にはそぐわないのだと
わかったし、ここで私が掃除をしても、それは感謝されない
(気づかれない)ことであり、持続されるものでもない。
もしも次に来る時に、2週間などではなく1ヶ月とか2ヶ月
滞在するのであれば、私の行動も変わるだろう。
大体、今は猫5匹がものすごい勢いで荒らしまくるので
冗談抜きで毎時間、ありとあらゆるものを整え続けないことには
玄関のマットや靴さえもめちゃくちゃにされ続ける。
猫達は私が滞在しているわずか1週間十日の間でも
どんどん成長し続けており、行動面でも体の大きさでも、
それが目に見えることに驚かされる。
次回、私が来る時に、どの猫が残っていて、どんな姿に
なっているのかを想像するのだが、もうまったくわからない。
私が不在中の子グマ兄弟の成長度合いは実に謎だが、
白クマは多くを学び、行動に移せるようになったと思う。
いずれ子グマ兄弟が独立し、白クマがひとり暮らしに
なったなら、結構それなりにこぎれいな生活を
するのではないかと思えるようになった。
それは大きな進歩だ。
私たちは皆それぞれに、未来に向かっている。