しろくまです。· ᴥ ·

 

元彼のことは一先ず心にしまって、Kくんとの時間を楽しんだ。

 

 

園内は広く、かなりの距離を一緒に歩いた。

Kくんを見ると、ちょっと暑そう。

 

 

前回の続きです↓

 

Kくんの首に少し触れてみたら、汗が滲んでいた。

汗を触られたのを恥ずかしそうにする姿が可愛い。

 

 

時間は昼の12時。

コンビニに寄ってからご飯屋さんに行くことにした。

 

喉が乾いたので飲み物を買って車に戻ると、Kくんが後部座席に体を向けて何かを探していた。

 

 

K「はい!これお土産です😊」

 

 

そう言って渡してくれたのは、Kくんの地元の名物だった。

 

 

 

わざわざ買ってきれくれたんだ…

 

私は自分が何も用意していなかった事に申し訳無さが込み上げたが、それよりKくんの心遣いが嬉しかった。

 

 

K「荷物になっちゃうので、また帰りにお渡ししますね😊」

 

 

気遣いと優しさ。

私より一つ年下の彼は、とてもしっかりした良い人だなと思った。

 

 

 

その後、私の地元で有名なお蕎麦屋さんに向かった。

土曜日ということもあり、観光客の方々が店の前に所狭しと並んでいた。

 

 

待ち時間も楽しい。

お互いの話をしながら順番を待った。

 

 

順番が回ってきて、席を案内して貰い一息つく。

 

メニューを一緒に見ながら、ざる蕎麦二枚と天ぷらの盛り合わせを一つ頼んだ。

 

 

一緒に蕎麦と食べながら、どの天ぷらを食べるかを順番で決めていく。

子供舌の私の苦手なものは、Kくんが先に食べてくれた。

 

お互い何が好きかを交互に言いながら食べていく。

 

 

私の順番になり、エビの天ぷらを口に運びながら、

 

 

私「Kくんは何が一番食べ物好きなの?」と聞くと、

 

 

 

K「そうだなぁ…

 

 

 

 

 

エビの天ぷらって美味しいよね笑」

 

 

私は、一度口に含んだエビを思わず出しかけていた。

(汚い)

 

 

口に含んでいない部分はあげる!と言ってもKくんは、良いの良いのと言って私に全部食べるよう促してくれる。

 

 

ほら、食べ物の恨みは怖いって言いますし。

体の大きなKくん、食い気が爆発してニコニコしながら呪ったりしない?

 

 

冗談だよと言って私の行動を見て笑うKくん。

 

最早、オカンにも見えてきたKくん。

 

何て出来た子だろうか。

 

そして何だか自分が不甲斐なくなってきた。

 

 

 

でも、Kくんといるのは居心地が良い。

 

 

 

その後、Kくんはドライブが好きとのことで、少しだけ遠出をして有名なパワースポットに行くことにした。

 

 

 

つづく。