しろくまです。ʕ •ᴥ•ʔ
登場人物おさらい
Sさん。背は180センチ以上あり、ガチムチ体型。
おちゃらけたような性格で人懐っこいが、急に何かに冷めたり、所構わず大きな声で話す変わり者。
Kさん。普段紳士的で年下には兄貴キャラな男性で、少し背の低い藤木直人のようなイケメンさん。オープンすけべおじさん。
今回の旅では同じ部屋。
Tさん。
クロちゃんのおとなしいバージョン。
普段穏やかなのだが、酒が入ると秒で人格が変わる。昔Sさんのことが好きだったみたいだ。
前回のお話↓
夕食も食べ終わり、楽しみにしていた沖縄のゲイタウン桜坂。
※詳しくは無いのですが、沖縄には桜坂以外にもゲイバーってあるんですね。
まず最初は、Sさんが行きたがっていたお店に4人で入った。
そのお店はまるで小さなライブハウスのような作りになっていて、私が知るゲイバーのそれとは全く違った。
人はまばらで、お店の方もガツガツしていない。
肩透かしを食らったようなみんなの顔。
でも、お店の人は感じが良かったので私はそれはそれで楽しかった。
早々にSさんが痺れを切らした。
Sさんは若い正統派のやんちゃな男の子が好きで、ここにはそういう子は来ないと判断したようだ。
(※あなたが決めたことよ?)
お店の方に、自分のタイプが集まるようなお店は無いかと聞くSさん。
まだグラスのお酒が残っている。
流石に失礼ではないだろうか…と思いながらも、続けてKさんも「アプリで知り合った子と会ってくるー!」と言い出し、私とTさんが残された。
お店の方に申し訳なくなり、一杯ごちそうさせていただいた。
確かにゲイバーの雰囲気を楽しみに来たが、どこのお店のご飯が美味しいとか、どこのお土産屋さんがおすすめとか、離島ではこういう楽しみもあるよと教えてもらい、私は満足した。
Tさんは既に良い始め、カラオケを知らない人と歌っている笑
少しづつお店も混み始めたので、Tさんと次のお店に行くことにした。
私とTさんは男性のタイプが近いので、行くお店も揉めなかった笑
割りと老舗のゲイバーに2人で行くことにした。
そのゲイバーは入った瞬間から人が多く、可愛いガチムチさんが沢山。
ここは天国かしら…眼福
ここが沖縄だからなのか、ガチムチがそうしたいからなのかわからないが、店内のガチムチさんはタンクトップの方が多かった。
私はそんな大した体もしていないので、見る分には良いのだが肩身が狭い…
お店が混んでいて、テーブル席に通された先にはこれまたガチムチの2人!
嬉しいけれど、こんな小物が来てしまいごめんなさ状態の私と、さっきのお店で酔っ払い怖いもの知らずのTさん。
普段は一番温厚なTさん。
でも酔っ払うと一番手がつけられないのもTさん。
Tさんは同席しているガチムチさんの乳をいきなり揉みだした。
犯罪ですね。
ガチムチさんたちも最初こそ驚いていたのだが、ノリ良く対処してくださった。
(神様!!)
全然触って良いですよ!とノリの良い神様たち。
でもまだその頃の私ときたら…
恥ずかしくて、モジモジして触れなかった
自分に出来ないことをやってのける人に対しての嫉妬心、心理学では同族嫌悪というらしい。
私は神様たちの乳と戯れるTさんに、いまだかつて無い同族嫌悪を抱くのだった笑
(人生楽しんだもの勝ちなのかもしれない)
しかしTさんはここでギブアップ。
酔い過ぎてしまったみたいだ。
時間は既に深夜1時を過ぎて、お客さんも減ってきた。
私も一緒にホテルに戻ろうかと思ったが、SさんとKさんはどうするのだろうかと思い、連絡をして少し待ってみることにした。
Tさんを大通りまで連れて行きタクシーに乗せ、またさっきのお店まで戻ってきた。
明日は朝6時起きで船で離島に行く予定だったでので、どんなに遅くても3時にはホテルで寝ようと思っていたのだが…
この時の私は知る由もなかったのです。
次の日から地獄が始まるとは…
つづく。