しろくまです。(´(ェ)`)

 

飲み会もお開きになり、解散となった。

 

みんなで駅に向かう道でHさんと2人になったので、Gさんと仲良しのHさんに昔にGさんの事をアプリでブロックしてしまった事を話した。

 

前回のお話です↓

 

Gさんの元彼で、私の友人であるTくんがGさんと付き合っている時、Gさんからリアクションをいただいたのだが、その場にいたTくんにそれを見られ、Gさんをブロックしたのだと。

 

そして、多分その事をGさんはきっと知らないと思う。

 

Hさんにはそんな風に伝えた。

Gさんとお話したくても勝手に私が気まずいんですよね、と。

 

 

Hさんは「そうだったんだね。」と、うんうんと話を聞いてくれた。

私は、Hさんの頷く姿がクマのヌイグルミみたいで可愛らしいなと場違いな事を考えていた。

 

 

 

話を一通り聞いてくれたHさんは、急に走り出して前を歩いていたGさんの所に向かっていった。

 

そして、大きな声で

 

H「しろくまがGさんのこと、アプリでブロックしてたらしいよ!」

 

と叫んだのだ。

 

 

 

おおぃ!

このちびっこクマ野郎め!

 

 

Hさんは、酔っぱらっていたのだ。

 

でも、Hさんのキャラや言い方が柔らかかったため変な空気にはならずにすんだ。

同じ内容でも、人によって伝わり方って大きく変わるものなんだなと思った。

 

GさんやHさんと変える方向が違った私は、その後2人とお話をしていない。

でも何となくHさんがGさんに説明してくれたのだろうと思っていた。

 

 

 

数カ月後、アプリから通知が来た。

なんとGさんからメッセージが来たのだ。

 

私はメッセージの内容を見るのが怖くて、開くか開かないか少し迷いながら、どうせ開くのだから早いほうが良いに決まっていると思い、意を決してそれを開いた。

 

 

G「やっと繋がれた😊

ゆっくり話したかったけどあんまり話せなかったから、また一緒に飲みましょう!」

 

 

良かった!

怒っていたわけじゃなかったんだ。

 

ほっと胸をなでおろし、私がこちらこそと返信すると、

 

 

G「なんかずっとモヤモヤしていたから、連絡取れて嬉しい!

 

 

Gさん、なんてええ人!!!

いやいや!こちらこそなんでございます!

 

 

G「近くに来る時は、ぜひ連絡してね!一緒に飲みましょう。」

 

 

ありがたいお言葉だった。

是非そうさせていただきます、とお伝えした。

 

 

 

 

そして、後日ゲイバーのママさんと話していたら、

 

マ「そう言えば、昔Gがアンタの事カワイイって言ったわよ?

まぁでも今は彼氏がいるからねぇ。」

 

 

そうだったのか_

なんだろう、この気持ちは。

 

 

もちろん、今更Gさんとどうこうなりたいという気持ちは無い。

彼氏さんがいるからというのも勿論あるけれど、ゲイの世界に限らず、友人の元カレ元カノとの恋愛はご法度と私は思っているから。

 

 

私が色々と違う選択をしていたら、タイミングが異なっていたら。

Gさんと付き合っていた未来もあったのだろうか。

 

タイプかタイプじゃないかという以前に、イケメン過ぎて私には現実味が無くて想像が難しいのだが。

 

 

人の縁とは摩訶不思議。

でも、その時に出会えなかったということは、きっとそういうことなんだと思った。

 

でもGさんがどういう気持であれ、私を気にかけてメッセージを送ってくれた事が嬉しかった。

 

ついつい色恋なのかと勘ぐってしまうのだが、人として気に留めてくれることはとてもありがたい。

 

 

私の恋とやらは、まだまだ遠いところにあるみたいだ。

 

 

 

おしまい。