しろくまです。
先日友達とご飯の予定が、もう1人加わって3人でゲイバーに飲みに行くことになった。
予定外の3人…
ちょっとだけトラウマになっている私 笑。↓
結果的には楽しく穏やかに終わったのだけれど。けれど?
1人は↑の記事にも登場したN。
もう1人はK。
2人とも遠距離の彼氏さんがいて、長く付き合っている。
適度に息抜きもしているみたいだが、彼氏さんとの関係も良好。
Kとは正直そんなに接点はなくて、今回会うのも3回目くらい。
Kはその手が好きな人からは絶大な指示を得そうな体型をしている。
デブとみんなに言われるが、肉付きの良い方が好きな私からは「ガチブト」というジャンルに入る気がする。
Kは私より少し年下。
少し寡黙だが、礼儀正しくとても賢い。
そして、優しいのだ。
今回ゲイバーに行きたいと言い出したのはKだった。
Kは誰かとゲイバーに行く時、車を出してくれて自分はお酒を飲まない。
今回も私とNを車に乗せて連れて行ってくれた。
ゲイバーについて、最初みんなでわちゃわちゃ騒いでいたのだが、疲れてしまったのか、Kは少し仮眠を取りたいとお店の隅で寝ていた。
寝ている姿が可愛らしかった。
まるでマスコットみたいだなと、ちょっと癒やされた笑
Kにもし彼氏さんがいなかったら、デートとか誘っていたかもしれない。
でも、彼氏さんがいる相手には最初に適度な距離を保っている。
そろそろ帰ろうかと、みんなで会計した。
Kは少し眠そうだが、ゆっくり起きてきた。
Kと私は2人きりで会ったことも、2人きりで話したこともない。
趣味も男性のタイプもまるっきり違うので、少し気遣ってしまうのだ。
帰りの車内は、Kが運転で私は助手席、Nが後部座席と普段ならあまりない配置。
他愛もない話をしながら、男のタイプの話になった。
私の元彼と会ったことのあるNが言った。
N「そう言えば、しろくまさんの元カレとKって似てません?」
…そう言われると確かに、少し似ている。
私も変に取り繕わずに言った。
私「うん、似てると思う。だからじゃないけどKの事可愛いと思うもん」
Kは、はははっといった感じで流すと思っていた。
でも違った。
Kは、空いていた左手で私の手をがっと繋いで、少し大げさにぶんぶんと振った。
そして、私の顔を見ながら笑顔で言った。
K「本当ですか!嬉しいです!」
私は面食らってしまった。
きっとリップサーブスなのだろうと思いながらも、ドキドキしてしまった。
そして、気付かれないようドキドキをひた隠しにするので精一杯だった。
その後、私はいつも以上に話をしていたような気がする。
おちゃらけて、ピエロになるのだ。
それで良いのだ。
その日は、少しドキドキして眠れなかった。
想わないようにする程フラッシュバックするKの笑顔。
しばらくこれからの日常が忙しくなることに、心から感謝するのだった。
おしまい。