しろくまです。

 

Oの酒を飲むペースが早くなってきて、くだを巻き始めた。

私だけでは手に負えなくなる予感…

 

N!早く来てちょうおだい!!

 

 

前回の続き↓

 

 

暫くして、外で車のエンジン音がした。

Nが仕事を終えて来てくれた。

 

 

次の日は午後から用事があったので、これ以上はお酒を控えたかったが、N1人にOの世話を任せることに申し訳なくなり、場所を変えて飲むことになった。

 

Nは元々のつもりでいてくれたらしく、少し離れたゲイバーまで運転してくれた。

 

ゲイバーで飲んで、泊まってから帰ってくるという弾丸プランの元、Nが車を出してくれた。

 

 

車内でもOの彼氏くんに対する不満が爆発していた。

よしよしと宥め、違う話を私とNがすると会話を遮ってまた彼氏ちゃんの話。

 

 

まぁ仕方がない。

元々それを聞くための招集だったわけだしね。

 

 

セオリー的な話だが、相談を受けるには大きく2つのやり方があると思っている。

 

1、受けた相談を、理論的で尚且つ建設的に考えて解決方法を一緒に考える

2、ただただ話を聞いて、相談相手を肯定する。吐き出させてスッキリさせる。

 

 

1が有効なのは男性、2は女性が求めている事が多いイメージ。

 

 

そう。

この私の判断が今回の戦犯。

私はOに対して、1の方法が適していると考えていたのだ。

 

 

ゲイバーにつくと、数人の先客がいた。

でも、お構いなしにOは騒ぎ始めた。

 

 

O「もう別れるわ!!」

 

でも、また数分後には、

 

O「でも、彼氏くんは自分がしんどい時に助けてくれたんだよね」

 

まるで、壊れたおもちゃの様になってしまったO。

 

 

でも、お酒が進むに連れご機嫌になってきた。

そして、カラオケ大会が始まった。

 

 

Oは酔っ払うと、その気もないのにセクハラをしてくる。

私のケツを無言で掴んでくる。

 

 

ある意味日常のそれに私は無反応だが、ふと思ってしまった。

 

まさかこれを彼氏くんの友達にはしてないよね?と。

流石にそれはしていないみたいだが、酔っ払ったOに対して彼氏くんが不満を持つ理由は他にもあるかもしれないなとも思った。

 

 

 

つづく。