しろくまです。
いつも一緒のなのに、人妻から離れて1人他のお客さんと楽しむ彼。
しかもかなり酔っ払っている…
前回の続き↓
私は彼の元へ行き、お連れさん1人になっちゃってますよ?と声をかけるも、大丈夫大丈夫!と言って聞かない。
いや、きっと大丈夫じゃないから君の所に来たのだよ?
それは当然か、関係性がわかれば当然だ。
人妻さんはブチギレた。
妻「てめー、誰の金で飲んでると思ってんだよ!」
騒然としていたお店は、一気に静寂に変わった。
妻「レンタル彼氏風情が調子乗ってるんじゃねぇ!!」
レンタル彼氏!
初めて見た!
確かにレンタル彼氏なら、この行動はご法度だろう。
どんな仕事でも人様からお金を貰う以上、プロに徹しなければいけない。
プロとして、女性を楽しませなければならないのだ。
人妻さんの彼の職業への暴言は良くないなと思ったが、一先ずこの事態を収拾しなくては…
妻「お前、私があげたもの全部返せよ!」
あぁ、そうなっちゃうか…
男性バージョンは聞いたことあるが、女性の口から聞くのは初めてかも。
それを言われた彼は、ネックレスと指輪を外し荒々しくカウンターに置いた。
彼はバツが悪かったのか、フラフラしながらお店を出ていった。
人妻はカウンターに突っ伏して泣いていた。
静寂がかき消され、お店が喧騒を取り戻した頃、人妻さんが話し始めた。
旦那の金でこうやって遊んでいること。
結婚して、子供もみんな成人して自分の為に楽しんでいること。
旦那は家に帰らず、他に女を作っていること。
遊びのはずが、彼を好きになってしまったこと_
彼にあげたネックレスと指輪は、独占欲なのだろうか。
それとも、これかもずっと一緒にいたいという気持ちだったのだろうか。
愛を売る仕事は、お金で成り立つ仕事。
サービスに過ぎない。
惚れた腫れたは当座のうち。
いつかはそんな気持ちもなくなるのだろうが、ときめいていたい気持ちはわかる。
でも、ずっとそれを求めていても自分の納得する愛は、いつかは見えなくなってしまうんだろうな。
消えてしまうわけじゃなくて、見えなくなる。
でも見えなくなってしまったら、無くなったしまったと思ってしまうんだろうな。
数日後、また何事もなく2人でお店に来ていた。
私は前回の事に触れることなく、ただ接客をする。
辿り着く先はどこだろう、そこには2人でたどり着けるのだろうか_
おしまい。
夏で暑いのですが、短パンの時に足元がゴツいシルエットが未だに好き笑
定期でまた欲しくなるエアフォースのハイカットとミッドたち